サクラ、さくら、桜。

昨日の日記の通り、定期券が昨日で切れてしまったため今日は私鉄通学。

東西線の北新地まで快速で直行、そこから10分少々歩いて阪急梅田駅へ。
阪急使うなら環状線大阪駅行った方が近いだろ、と思われるかもしれませんが私の最寄り駅から北新地へは450円(29.8km)、大阪へは540円(30.4km)。僅か0.6kmの差で、実に90円も違ってしまうのです。コレは大きいわけで。

梅田からは阪急神戸線。4日前のほぼ同じ時間にも阪急に乗っているので、普段は滅多に使わない路線をいきなり4日おきに使うってのも変な感じですね。


5000系リニューアル車の神戸線普通に乗って数駅、神崎川で下車。狙いはもちろん8200系なのですが、事前に来た7000系特急で練習してみたところきわどく被写体ブレ。やはりこの曇り空ではきつい模様・・。
仕方なく、本命8200系は流し撮りでの撮影を敢行。結果?聞かないで下さいorz


すぐにやってきた三宮行きの普通は神戸線のヌシこと3000系。1964年〜1969年にかけて製造されたこの車両、車齢は実に40年。嬉々として先頭M車に乗り込んだことは言うまでもなく。

その古豪3000系は物凄い勢いで線形の良い神戸線を突っ走り、園田で待避線に。ここで回送電車と通勤特急を2本続けて退避。
回送電車を退避するというのも妙な話ですが、阪急神戸線は配線の都合上そうでもしないとダイヤを組む事が出来ないわけで。その回送の最後尾にぶら下がっていたのは8200系。


2本退避ののち、再び物凄い速度で爆走を開始する3000系。速度は100km/hをゆうに越えます。普通でさえこれだけの速度が出せるのは、線形が良く駅間距離の長い神戸線ならでは。

朝ラッシュ時の普通は、園田退避がある代わりに西宮北口は退避無しですぐ発車。朝の神戸線をモーター音も高らかに高速で突っ走り、夙川に到着。
実を云うと未乗線区・甲陽線を潰すためという目的もあった今回の神戸線探訪。古そうな割には綺麗な地下道をくぐり抜け、甲陽線ホームへと上がります。待っていたのは甲陽線専属の6000系

ここ甲陽線、途中駅は苦楽園口だけ・距離にして僅か2.2kmのミニ路線。それでも、乗客の乗りは悪くありません。沿線に広がる高級住宅地の中に学校が点在し、終点の甲陽園は山がすぐ後ろまで迫っています。まさに”阪急っぽさ全開”、な路線。

甲陽園から苦楽園口手前まで歩き、そこから夙川沿いに歩いていきます。
桜の名所として、関西ではかなり名高い夙川。花見客がシートで早くから場所取りしている姿がちらほら見受けられます。流石に、新年度が始まって間もない平日の朝9時半から宴会を決行するお暇な方は居られないようですが。
苦楽園口手前で阪急甲陽線と桜を絡めて王道パターンで数枚撮影後、桜並木の中を歩いていきます。阪急のマルーン色は好きなのですが、曇り気味のときに撮るには不向きな色なんですよね、あれ。。

時折花びらが舞い落ちる中を歩いていくうち、だんだんと雲が切れて青空が顔を覗かせてくるようになりました。こんな所を一人で歩くのもどうかと思うのですが。相方が欲しいですね、やっぱり。
川の上にある阪急夙川駅の下をくぐり、更に歩いていきます。桜の花の匂いが、何とも云えず良い気分にさせてくれます。もう、すっかり春です。


やがてJRの線路に突き当たります。この近くに建設中のJR夙川駅、来年には出来るそうで。そうなればこの景勝地へのアクセスも楽になりそうですが、これ以上阪急の客を奪ってやらなくても・・と感じるのは私だけでしょうか。ちょっとやりすぎの感が無いわけでもありません、JR。いえ、コレは決して「また駅間の長い区間が減って爆走ポイントが減るから」、ってわけじゃありませんよ?多分。


ここで暫く桜にピントを合わせたり、桜を手前に持ってきて車両を後ろに回すなどして様々なアングルで撮影。
と、不意に聞こえてきたこの路線では聞き慣れないモーター音。
やがてそれは段々大きくなり、更に甲高く聞こえてきます。耳をつんざくような激しい爆音。
これはもしや・・と思い後ろを振り向いた刹那、そこをマヤ34をサンドイッチしたクモヤ145×2が恐ろしいまでの高速で猛爆走し、一陣の風を起こして桜を揺らしながら走り去っていきました。ほぼ最高速度だったのではないでしょうか。過ぎ去った後にも鮮烈に耳に残るモーター音は、流石MT54。あのモーターの音は車内で聞いていても素晴らしいんですが、通過時の音も強烈なインパクト。
余りに突然の事だったので、写真が追いつかなかったのは残念。


223系・221系・201系・207系・果ては貨物列車など結構なバリエーションの車両と桜の組み合わせを撮り、そろそろ学校へ行くことに。すぐ側の国道2号を頻繁に走る阪神バスに乗れば学校の門の前にあるバス停まで直結なので非常に便利なのですが、ここはやっぱり阪神電車に乗ることに。

香櫨園駅に入り、すぐにやってきた車両はジェットカー5000系。ドアが閉まり、すぐに始まる物凄い加速。加速度4.5km/h/s、京急もビックリのこの数値はダテじゃない。グイグイと押されるような驚異的な速度の伸び。始動加速の時点からノッチを入れている間中ずっと斜めに傾きっぱなしのつり革。一駅だけの乗車だったものの、久しぶりのジェットカーに萌えっぱなしだったことは云うまでもありません。
西宮まで一駅戻り、そこから神戸方面の電車に乗車。こっちの方が、香櫨園で次の普通を待ち続けるより速く着けるわけで。

やって来た電車は直通特急姫路行き、車両は山陽5000系
こいつもまた速い速い。加速はジェットカーには及ばないもののそれでも物凄い勢いでガンガン速度を上げていき、あっという間に110km/h到達。阪神ってこんなに出してたのね・・・。