栄光の運用、再び。

そして最終章。


今日はいよいよ、1900系1917-1918編成の最終日。

前述のように今日が最終日のこの編成、本日は普段なら入らないはずのK特急・おりひめの2本目に充当されました。


「さよなら列車」などと称して特別に抽選で当たった人しか乗れないような団体列車を運転させたりなどというチマチマしたことをせず、キッチリとした装飾を行った上で最上級種別に充当し、晴れ姿で最後を飾らせる・・・と。このへんは京阪の粋なところだと思うです。



おりひめ2号に入るということは、当然ながらその列車へと運用が繋がっている私が毎朝乗る6:59発の普通にも1900系が入ることになるわけで。いつものように駅で電車を待っていると、ソイツは何事も無かったようにやってきました。今日で引退、とは微塵も感じさせないようなそぶりで。


が、ひとつだけ昨日との差異点が。この2ヶ月ほどずっと付けられていたお別れHMが、付いていません。


どうやら、K特急の運用に入るまでは付けないで取っておくつもりの模様。流石京阪、やってくれます。



HMなしのこの編成、前に撮ったのは一体いつでしょうか・・・。


宮ノ阪でこれを撮った後、あとでもう一発撮ると心に決めつつ交野線を離れて土居へ。混雑を避けて空いてる撮影地を選んだつもりなのですが、それでも先着2名。まぁ、この人数なら大丈夫。


次々と息をつく暇も無くやってくる列車を撮りつつ、本番がやってくるまでの時間つぶし。何時の間にやら人は増え、結局総勢6、7人ほど。森小路なんかはもっと凄いんでしょうか、やっぱり。


刻々と近づいてくる通過の時間。緊張が走ります。

やがて、遠く守口市の駅を通過する2灯の光。普段この時間、前照灯をつけることはまずない京阪。ってことは・・・こいつか!


その列車は間もなく、50年前に作られた車両とは思えないほどに颯爽とした走りっぷりで目の前を通り過ぎていきました。



輝く前照灯に栄誉ある鳩看板とおりひめ看板、そしてお別れ看板。いやぁ、こりゃヤベェです。カッコ良すぎです。


撮影終了、即学校へ・・・とは参りません。実はこの列車、返しもなかなか美味しいわけで・・・。


つまりはこういうこと。返しのこの列車は普通列車萱島行きなのですが、何と鳩看板を裏返して行先幕を隠し、その上でサボを掲出・・・と云う徹底ぶりです。


そんなわけで今日の学校は2時間目の途中から。公式には遅刻理由は不本意ながら子午線を越えて寝過ごした」ということになってるらしいので、関係各局の方々はそのあたり宜しくお願いします(何が