難解電鉄≒関東私鉄。


さて、ここは天王寺駅外回りホーム先端。


Fに私の京阪時刻表といつも使っているアレを渡し、Fからも南海時刻表とアレを受け取りました。これで数時間の間、南海に関してはフリーパスの権利を享受できます。

あとは本日の各路線運用情報を口頭陳述。1919Fがデータイム区急運用に入ってるとか、旧塗装が空港普通に入ってたから返しが云々とか。


以下省略して華麗に新今宮

食事を探そうと駅を出たのですが、数秒後にはっと「この街で食事を探すのは大きな間違いである」と言う事実に気が付きました。

階段を降りた途端に目の前を走り行くチャリ集団の話す言語は流暢な中国語。ホテルの値段表示は、改札徒歩0分という絶好の立地条件なのに「シングル1300円」。そして晴れ渡る空の下、南海の高架下に延々と連なるブルーシート。

そう、ここは新今宮。日本随一のスラム街あいりん地区とは、ここのことです。


・・・これは一旦、退却した方が良さそうなのかしらーっ!?


とりあえずスーパー玉出で飲み物とカリモフを合計180円で入手した後、逃げるように改札内へ。偏見のようですが、少なくともあまり歩きたくなる街ではありません。


気を取り直してまずは高野線撮影。


・・・はい、いきなり変な子が来ました。確かこいつ、こないだまで南海本線で運用してたんじゃなかったですっけ?


はいはい和泉亜子和泉亜子


・・・それにしても、コイツらはどうしてここまで揃いも揃って東急8000系の出来損ないみたいな顔ばかりしてやがるんですかぁ?ここ大阪ですよ?

南海=関西における関東私鉄、と云う言葉の意味が非常に良く分かってきた今日この頃です。


・・・やがて30分もするかしないかのうちに高野線を走る大体の形式を撮り尽くしてしまった感が漂ってきたので、そろそろ本線に照準を移すこととしましょう。

普通列車に乗って数駅、粉浜へ。駅のホームに降り立った瞬間に目に入ってきた時刻表の数字と数字の間の間隔のあまりの広さを見て降りたことを一瞬切実に後悔したりしましたが、それを補って余りあるほどかなりいい感じに撮れる駅でした。



個人的に、電車の先頭部がこんな感じに首を振っているアングルがかなり好みなのです。撮りやすいですし。

そんなことを思いつつ30分ほど撮影。途中、本数の少なさのあまり「ここって複々線である必要、無くねぇ?」と云う思いが心の内をよぎっただなんて口が裂けても云えません。普通が15分に一本、特急も15分に一本、区急・空急合わせてやっぱり15分に一本。

私にはこのテの複々線を見るとどうしても京阪のそれと比較してしまう悪い癖があるのですが、それにしてもこれは酷いです。ラッシュ時のことは分かりませんが、データイムなら複線で十分捌ける量ですね。


と、ここでFの情報通り空港発の普通が7000系旧塗装編成でやってきました。モロ逆光なので撮影は諦め、さっさと乗車。新今宮で降り、ホーム端に陣取ります。


難波から折り返してきたところを一発。



ここでご一緒した同業の方と色々話が弾み、一緒に追っかけすると云う流れに。後続の空急に乗り込んで堺で早速旧塗装を追い抜き、羽衣まで先行します。


でもって、ハイもう一発!


「実際は傾いてたから1度補正かけてます☆」なんて迂闊に云えない今日この頃です。


更に追っかけて貝塚でもういpp(ry


急いでたので不覚にも失敗。架線柱ビーム正面アタックとビミョーな傾き・左右不均等のトリプルアタックはあまりに痛いよママン。

まぁ、記録と割り切ってしまえば救われるんですけど・・・。


南海時刻表と睨めっこして運用を追っていると、このあと真っ直ぐ帰れば羽衣でminapitaラッピングの1000系が撮れそうな予感。据え膳食わぬは何とやら、有難く頂きましょう。


それにしてもPiTaPa関連のラッピング車って、どうしてこんなに趣味の悪・・・いや、奇抜なラッピングが多いんですかね。京阪の1919Fにせよ、コイツにせよ。
確かに広告なんてものは目立ってナンボのものなんでしょうけど、それにしても・・・これはひどいwww


7000系は五月晴れの空の下に広がる住宅街を見下ろしながら高架線路上を疾走し、あっという間に新今宮へ。コイツが意外といい音を出して走ることを改めて知りました。


あとは天王寺でFと再び会い、いつものルートで帰宅。行きも帰りも201系は蒼い子です。