103だっしゅ!

↑ひゃくさんだっしゅ。まーだまだ行くよーっ!ハイッ!


甲種を撮った後は鷹取への回送や午後の本線回送を華麗にパスして、普通→新快速の乗り継ぎで京都へ向かいます。そのまま奈良線回りで帰ろう、という魂胆。

途中でさっきの103系の吹田工場内試運転でも車内から見れればいいなー、とか思いつつ。


が、予想に反して吹工試運転線には奴の姿はなし。・・・ってことはまさか、678*Mで本線試運転か?


ここでちょっと説明を加えますと、吹田工場には試運転のパターンが大きく2通りありまして。

一つが「構内試運転」と呼ばれる、吹田工場敷地内でブレーキや加速に関するテストを行うもの。この試運転を行う線路が岸辺駅からよく見え、撮影できる位置にあるため、ネタな試運転が行われているときは岸辺駅端が賑わうことになります。

コイツは昼休みの時間を除けばほぼ朝10時頃から昼4時前まで延々やってることが多く、のんびりしたものです。


そしてもう一つが「本線試運転」。これはその名の通り、吹田工場から飛び出して東海道本線を吹田工場→京キトこと向日町にある京都総合運転区まで一往復する試運転。

この試運転列車は新快速や特急が130km/hでぶっ飛ばす本線のダイヤを縫うようにして走るので、もちろんのことながらスジ立ちまくりの猛爆走を披露してくれます。

コイツのスジは大体決まっていて、いつもは10時頃から昼前にかけて吹田工場を発車、京キトで折り返して昼過ぎ頃に吹田工場へ帰ってくる・・・というもの。そのため、学校のある日はまず撮ることができません。運転日もほとんどが平日です。


大抵いつもは「構内試運転」の翌日に「本線試運転」が行われるのがパターンとなっています。


ってことはムコソに居るんだろうなー・・・と思う私を乗せて電車は走り、高槻を越えて早くも長岡京。もう少しで京キトが見えます。


と、入れ換え中の奴の姿を捕捉。おぉ、やってるやってる・・・車番は・・・と、え?何コイツ、クハ103-502?えええええ?アンタ、廃車になったんじゃなかったの?


こやつ、この間まで環状線でモリ4編成として働いていた車両。数週間前に運用から落ちて吹田工場に入場してしまったときには「さすがに500番台のセカンドナンバーだし、廃車だろ・・・」と皆が思ったのですが、まさかまさかの生き残りですかそうですか。おぉ、床下も黒光りするほどピカピカになっちゃって・・・ちょwwwwおまwwwwwざけんなwwww


103系500番台って、本来1966年ごろに「京 浜 東 北 線 用 の 偶数向き専用制御車」として登場した筈なんですけどね。そんな車両がどうして西日本に居るんでしょうか、ってのは愚問。要は東京の国鉄本社から押し付けられたわけです、遥か昔の国鉄時代に。


新車は東にボロは西に。略してはにはに
この西低東高の天気図・・もとい、車両分布図は今も昔も変わりません。否、変わるはずがありません。


そんな話はこれくらいにしておいて、こんなものを見てしまった以上は予定の変更も止むを得ません。・・・ああ、ターンしたんだ。済まない。


高槻で待っていると、後から同業者がポツポツ登場。最終的に5名。

待っている間、上り通過線をスカイブルー高運のやはり惚れ惚れするくらいピカピカな阪和103系高運が突っ切っていったりと、ホントネタには事欠きません。どうなってるんですか今日は。


そして12:55、カーブの向こうから奴はやってきました。ライトを光らせ、半逆光の中を堂々と。




クハ103-502を筆頭に目の前の外側通過線を爆音立てて突っ走っていく、103系6連。


・・・後ろの「試運転」幕がモリ車幕のままなのはスルー、と。



それでは、クハ103-41やクハ103-502をはじめとする彼らには、あと5年は大和路線で頑張って爆走していただきましょう。区間快速運用、爆走普通運用。奈良と大阪を結ぶ華々しい運用に明け暮れる日々が、彼らを待っています。


耐用年数?何それ。車齢?知らんがな。それが酉クオリティ。最高です。