電車には1mたりとも乗ってません。

朝起きてみると綺麗な青空だったので、そのまま誘われるようにチャリで京阪沿線へ出撃。

狙いはお馴染み女学生HMとおりひめだったわけですが、前者は住宅の立て込む枚方・寝屋川周辺での撮影は建物の影が延びるこの時期では無理と判断。さっさと諦め、見るだけに徹しました。因みにきょうの女学生HM充当は2217F。


で、問題はおりひめの撮影場所選び。この時期、8時半といえどまだ太陽は低い位置。このあたりで線路沿いに建物が立っていない場所など、無いに等しいです。

悩みながらチャリを転がしていると、寝屋川と香里園の中間地点辺り、要はグリーンシティあたり(地元の人しか分からないネタ・・・)は電車が築堤上を走っていることを思い出しました。

確かあそこは緩いカーブだったはず。ってことは、5両なら広角気味に引けば撮れなくも無いかも?


・・・といった、淡い期待を持ちつつ現場へ。案の定、有刺鉄線のフェンスが激しくジャマをしてくれています。そんな事は想定の範囲内

ちょっと怪しいですがガードレールの上に立ち、有刺鉄線のスキマからカメラのレンズを突き出して撮影体制。撮影・・・できなくもない、って感じですか。


空が澄んでてとても綺麗だったので、空を多めに入れて撮ってみたらこんな感じに。

こんなに綺麗な空、この時期じゃないとなかなか撮れません。


広角気味の撮影って、シャッタータイミングがかなり難しいですね。それでも何とかギリギリ、編成は入りました。実はこの写真は2本目のおりひめで、1本目はケツ切れしただなんて口が裂けても云えません。

やっぱりこの時期、朝の京阪は複々線区間で駅撮りしないと苦しいみたいです。


このおりひめを撮り終わると、もう今日のところは京阪に未練はありません。かといってこんな絶好の好天の下、このまま帰ってしまうのもアレです。

ってわけで少し悩んだ後、適当に高槻まで行って山崎カーブで写真でも撮りますか、ってことに決定。ここからならR170を走って、途中でR171に抜ければモーマンタイですね。結構近いので、数十分で着けるはず・・・。


等と思いつつチャリを転がしていき、気が付居た時私が居たのはなぜか高槻電車区の真横。

ここ、何と車両基地の構内を横断できる踏切がありまして。以前から存在は知っていたのですが、来たのは初めてです。

実際見てみると、そこでは実にシュールな光景が繰り広げられておりました。

ここに立ってる爺ちゃん、決して車庫の中の人ではありません。フツーに散歩中の近所の御爺ちゃんです。

ここ、遮断機がないのでこんな光景を見ることが出来るわけで。要は、全ては渡る人間の注意に任せられているわけですね。
車庫内ということもあり、動く電車は15km/h制限でゆっくり動いている→万一のときはブレーキ可能、だからこそ作られている踏切です。

その踏切から高槻方を向いたらこんな感じ。万全の注意を払い、電車が来ない事を確認した上で車庫内の踏切から撮影しています。
自由に入れる踏切道とは云え、やはりここは非常に危険。電車の入換中は絶対に構内に入って写真を撮ったりしてはいけません。作業員の方をヒヤヒヤさせることにもなりますし・・・。


ちなみに、この逆側には洗浄線が3本。折良く、こんな3本が停まってました。

まさに世代交代真っ最中の本線C電を象徴するような光景です。ってか、これどこの撮影会?

残念ながら今日は205系の姿はなし。恐らく運用に入っているか、明石で寝てるかのどちらかなのでしょう。


そして何と、このすぐ傍らには洗車機があるわけでして・・・踏み切りを待つ位置から、こんな写真が撮れてしまうわけです。

水も滴るいい201です。まるで風呂上がりです。何度も云いますが、この写真は踏切の安全な位置から撮影しています。やっぱりありえねーです、この場所。


そして、この車庫のすぐ側には東海道本線が走ってるわけで。

ダウトを探せ。ヒント、幕。

外側線も内側線も、障害物は一切無し。それなりにズームが効くカメラがあればかなり綺麗に撮れます。電車は容赦なく大量に来るので、暇つぶしにはもってこい。


結局、ここに私は1時間半ほど滞在しておりました。私みたいな通勤型ヲタにとってはいくら萌えても萌え足りないくらいの場所なので、ここは本当にオススメです。


その後、一旦撤収して近場で阪急を撮影。

先ほど混色207系が上っていったので、それの返しに合わせて先ほどの撮影場所に戻るべくチャリを漕ぎます。道の関係で、先ほどの場所に戻るためには一旦JRを踏切で越えねばなりません。

川沿いの堤防の上を快調に走っていると、前方にある踏切がカンカン鳴っているのが見えます。何が来るんだろー・・・などと呑気なことを思いつつ見ていると、左手方――即ち大阪方から猛スピードで突っ走ってきたのは、何やら国鉄色をまとった特急車両。あ、雷鳥か・・・


・・・ホントに雷鳥?・・・だよ、な? いや、待て!ちょ!なんか違うぞ!
 
ボ ン ネ ッ ト じ ゃ ね ー か こ い つ !!!!!!!1111


その瞬間、ケツのヘッドマークを確認するため猛ダッシュ。団体や代走なら、大抵マーク無しの白板or「臨時」「団体」マーク。これでこの列車が走ってる大体の理由が推測できるはず・・・・・


しかし、その予想を見事に裏切り、そこに出ていたのは何と絵入りの「雷鳥ヘッドマーク。しかも外ハメ式、国鉄時代そのままの正統タイプ。な、なんだtt(ry


え、  うそ  だ  よ  ね ? 


な、な、一体なんですかあのにわかリバイバル雷鳥は!


その後、目の前で超絶特ダネ列車を逃してしまったことに対する言いようのない絶望感とやりきれなさに襲われたことは云うまでもありません。あああああ。


もう207系の混色なんてどうでもいいや、な気分になりつつもヤケクソで先ほどの場所へ戻り、撮影を続行します。

後から同業の方が一人。「雷鳥行った?」とのこと。ええええ、もう思いっきり物凄い勢いで羽ばたいてお行きになられましたよボンネットの雷鳥さんは。つい10分ほど前に。


そんなorzな気分を引きずりながら踏み切りで接近してくる貨物列車を見ていると、何か様子がおかしいんです。
直感と言いますか、なんかネタガマが牽いてるような気がしたんです。

とりあえずカメラを出して、撮影モード。急なので、構図を考える暇もありません。とりあえずカマだけ撮れりゃいいや、な感じです。何せ先ほどの件でヤケクソですから。


・・・って、ちょwwコイツはもしやwww

まさかの直感大当り。キタコレ!
どうみてもEF200-19です。本当にありがとうございました。


突然のコイツの襲来でボンネット雷鳥のショックもだいぶ和らいだところで、息つく間もなく207系混色登場。一応仕留めました。


そこに居た同業者の方に近道をナビしてもらい、R170に抜けて枚方に無事帰還。ありがとうございました。


家に帰っても誰も居ないので、近所の店でラーメンを食べて栄養補給。1時頃に一旦は家に帰るも、午後は曇ると踏んでいた空はまだまだ外は快晴。家に引き篭もるには勿体無い天気です。


というわけで


津田〜藤阪間、家からチャリで15分ほどの場所で地元路線を走る旧塗装や新旧混結の207系を30分ほど撮影。この場所は京橋方面行きが高架線から下り勾配を駆け下りて来るポイントで、快速は100km/h以上で突っ込んできます。
ってか私、今日初めてこの撮影ポイントを見つけたわけで。何せ、今までは207系しか走っていない地元の路線なんて撮る機会も動機も全くありませんでしたからねぇ・・・。


ツタヤに寄って立ち読み、家に帰って1時間ほど昼寝して今日はおしまい。