無駄に走りっぱなしです。

201系@尼崎・手持ち1/13秒


昨日、一昨日と微妙に遅刻が続いているんですね。予備校。
数学教師に微妙な目で見られつつ小さくなりながら教室に入るのはいい加減アレなので、今日こそは遅刻したくなかったわけです。


ですが、今日も諸事情により乗れたのはタイムリミットの新快速だったわけですよ。コイツの大阪発は17:00、神戸着は17:24。講義開始は17:30。
隣のホームには、北陸雪中大爆走の影響で1両に1枚は窓ガラスが割れてテープでガチガチに補強され、西の看板特急車両とは思えないほどの物凄い姿になったサンダーバードが停まっています。コイツの遅れが響き、発車は2分遅れ。立ちすぎたスジのせいで回復運転などできるはずがない新快速は、当然のようにその遅れを引きずったまま17:26神戸着。


塾の教室はビルの8F。エレベーターが都合よく停まってないと、多分遅刻です。


そして、私の使っている切符は「長尾〜住吉の定期券」+「住吉〜神戸の回数券」。定期券が磁気定期なら自動改札機2枚投入であっさり通過できるんですが、私の定期はフツーにICOCA定期。精算機でいちいち出場証を発行しないと、この自動改札と云う名の関所を通過することはできません。
普段はタッチするだけで突破できて便利なコイツですが、こういう場合は不便です。


エラー起こしながらも精算をクリア、その時点で携帯の待受画像のせっちゃんの上に出ている文字は「17:28」。オイオイオイオイ。


フルノッチでバスターミナル脇を通り、車の来ない横断歩道を突破し、塾のある駅前某ビルへ。エレベーターが・・・丁度着いてるじゃないですか!乗せろ。乗せてください。


かくして17:30、時刻が変わると同時に私は教室に辿り着けたのでした。が、講師の姿はなし。

その後、「続行のエレベーター乗車率過多の影響による遅れ」で講師は5分遅れで到着しました、と。走った意味は全くありませんでした。本当にありがとうございました。




で、帰りは帰りでダッシュなんですよ。

授業が終わるのが20:50なんですよね。大抵は大なり小なりの延長があるので、この時間に終わる事はまず無いんですが。

平日の場合、新快速は21:06発・快速も21:06発。この時間だと、少し延長があっても余裕で間に合うわけです。どうでもいいですがこの同時発車と云う奴はクセモノでして、223系が同時に発車して併走するさまは一見カッコイイようですが、裏を返せばそれは「乗り遅れた場合問答無用で15分待ち」というイヤンな事態を示唆しているわけで。


ところが、休日となると話は途端に変わります。

新快速は20:56、快速は21:02発。この新快速がまた空気を読んだ素晴らしい接続をしてくれるわけでして、尼崎ではタッチの差で学研快速に逃げられるものの、大阪〜京橋と乗り継げばその快速に追いつくことができ、結果として神戸〜長尾1時間2分と云う最強の速さで帰ることができるのです。

え、次の快速はどうなのかって?そんなもの乗った日には、尼崎で寒空の下10分待ちです。この時間、学研都市線快速はその持ち前のハイクオリティさのお陰で20分間隔。正直、少しくらいなら自腹切ってもいいんで京阪乗りたいです。


ここは是非とも56分発の新快に乗りたいところですが、講師はそんな事情知るわけもありません。
授業はかなりクオリティの高いことをしてくれるので、ドバッと数十分に渡ってやってくれる延長は全然構わないんですが、数分だけというビミョーな延長は一番タチが悪いわけでして。今日はまさにそのパターン、授業が終わったのは20:53。


一基しかないエレベーターは見事に行った後。仕方ないので、8階から1階まで階段を物凄い勢いで駆け下ります。


ビルの外へ出ても休む間はなく、そのまま駅に向かってダッシュ。ふと地上2階の位置にあるホームを見遣ると、今まさにその新快速がホームに入ってきている最中。ヤバイです。極めてヤバイです。


回数券をサイフから取り出し、2台しかないビエラ口の自動改札にぶち込み、穴を開けられて出てきたそれを鷲掴みにして階段を3段飛ばしで駆け上がります。あと2段ほどのところで車掌が笛を吹きやがりましたが、 ま だ い け ま す 。コレに乗れないと私は20分間電車が無いんです。マジ許してください。察してください。どうか乗せてください。


と云うわけで、私が程よく席の埋まった暖かい223系の車内に飛び込んだちょうどその瞬間、背後でドアが閉まったのでした。はい、間に合いました。


三ノ宮までの一駅間、ずっと息が荒くてちょっと変質者チックだったのは華麗にスルーの方針で。