ちょっくら嵐山に。

一応、「客レ」ってことに。


前日2時半寝、8時半起床。6時間睡眠なので元気一杯。
とりあえず着替えて9時過ぎに家を出発。あ、勿論云うまでもなくチャリでですよ。


今日の標的は引退迫る嵐山線2301F。この間のオフで乗車は叶ったものの写真の方は今一つの出来だったので、今日はリベンジマッチとでも云ったところでしょうか。


樟葉まで出て淀川河川敷を走り、京都方面を目指します。しかし運の悪い事に、物凄い向かい風。遮るものが何も無い河川敷なので、風がモロに吹き付けてきてろくにスピードが出せません。
それでも何とか大山崎大橋まで辿り着き、対岸の高架線上をかっ飛んでいく300系を見ながら桂川を渡ります。そういえば私が小さい頃、300系ってヒーローだったんですよねぇ・・・。今でもなお、私の頭の中ではこの車両は「栄光の『のぞみ型新幹線』」というイメージがあります。これまで230km/hだった東海道新幹線の最高速度をこの300系が一気に40km/hも上げたという事実は、まだ私が小さい頃であっても強烈に印象に残ったんでしょうかね。

ま、そんなことはさておき。まだ朝飯を食べていなかったので、その新幹線の高架脇にあるサークルKでパンという名の燃料を補給。


長岡京付近でJRの線路を跨ぐ際、下をトワイライトカニ日本海4号が通過。時間は既に10時前、この電車は定刻なら9時56分ごろ大阪着だったはずなので結構遅れてるようです。

このあたりから進む方向を北に変更し、阪急京都線沿いに嵐山を目指します。

向かい風のせいもあってかなり寄り道しながらゆっくり走っていたので、桂に着いたのは11時前。線路沿いを走りながらロケハンします。一応、事前に目星をつけていた撮影地もあるにはあるんですけどね。


前述の理由により、今日はとにかく撮影に徹します。自転車なので、機動力の高さだけは抜群。
全長僅か4km、自転車で走っても10分少々で端から端まで行けてしまう嵐山線のような短距離の路線の列車を撮影する際、小回りの効く自転車は物凄い威力を発揮してくれるのです。


最初は上桂〜松尾間、次に松尾〜嵐山間の踏切で撮影。23日のイベントでもう飽きてしまったのか同業者の姿は殆ど見えず、どこのポイントでも写真を撮っているのは殆ど私だけでした。マイナーな場所で撮ってるだけ、と云う説が有力ですが。

日中の嵐山線は4両編成の電車が2本、交互に桂〜嵐山を行ったり来たりしている単純なダイヤ。本数も1時間に4本あるので、撮影に失敗しても30分待てば同じ条件でリベンジマッチをすることができるので気楽なものです。まぁ、それに甘えてしまった結果失敗作を大量生産してしまったわけですが、そんなことは気にしてはなりません。


とりあえずマトモに撮れた写真を。

せっかく嵐山線に来たんだから・・・というわけで背景に京都の山々を入れてみたんですが、何とか決まってくれました。ピントもまぁセーフ。

2301Fの持つ最大の特徴は、今時珍しい大きな菱形前パンと行先表示サボ。横撮りで前パンを入れるのは結構難しいので、不慣れながら縦撮り。今日はどちらかというと顔を中心に撮ってみたい気分だったので、個人的にはこれで良し。


とりあえずマトモに撮れたところで、改めて嵐山に向かいます。流石京都、何時の時期でも観光客がわんさか歩き回っています。

ネギま4〜6巻を手に、まずは聖地巡礼。嵐山ホテルと嵯峨嵐山駅と他色々。あー、もちろん修学旅行オフの下見ですよ?


巡礼も終了し、有名な散策路の途中にある竹薮の中の山陰本線の踏み切りを渡ろうとするとたまたま遮断機が下りてきました。運のいいことに、やってきたのはDE10の牽引する嵯峨野観光鉄道の車両=要はトロッコ列車。こいつも一応客レですよ、客レ。


満腹になって帰りがけに京福嵐山駅を覗いてみると、300型原色車が停まっています。お。

先ほどの2300系4連の前パンですら難儀したのに、今度は単行路面電車の前パン。撮りにくいったらありゃしない。前パンって見る分にはカッコイイですが、撮るには辛いですね。


四条大宮までカーチェイスしつつ撮影しようと思ったものの、迷路のような京都の街路に阻まれて危うく迷子になりかけて断念。仕方なく返しを撮ることに。

路面区間で電車vs自転車でバトルしたりと、ひたすらアホなことを行いつつも撮るところはちゃんと撮ります。無事に路面区間を走る300形原色車を順光でゲット。

あ、競争の方は勿論勝ちましたよ。


これで今日の当初の目標+αは一通り終了したので、ひとまず帰ることに。十条まで出て1号線に合流、そこからはひたすら一直線の国道一号を南下して枚方に帰ります。京都の地理は地図が頭に入っていなくてもカンとちょっとした知識でかなりの範囲に対応できるので、楽なものです。

行きが向かい風だったということは、帰りは追い風。流石は天下の国道1号、車道の舗装クオリティは実に素晴らしいです。
神レベルに走りやすい道路を、ほぼ一定速度で走行。つぎのかぜをみかたにつけて。


宇治川堤防の上り坂を上がり切ると、田圃の中にひたすら続く直線道路の彼方に低い丘が見えます。あれが洞ヶ峠、あそこを越えればもう大阪府枚方です。ここまで来ればもうしめたもの、あとひと踏ん張り。

途中しばしばある信号待ちは普段ならだるいだけなのですが、今日のそれは貴重な休憩時間。こまめに飲み物を補給しつつ走ります。


結局、十条3時前発→招堤交差点3時30分到着。京都市から枚方市まで33分で走破しました。結構疲れてたはずなのにいい数値が出たのは、追い風効果ってやつですね。


ここまで来れば家まではあと10分少々、今日も無事故で無事帰宅。色々と収穫もありましたし、結果は上々ってことで。