ゆけーゆけーどこまでもー

とりあえずせっちゃんが勝った嬉しさ余って大阪駅7番ホームへの階段を駆け上がっていると、ちょうど目の前に103系が到着。たまたま先頭車の位置だったので、たまにはM車以外に乗ってみるのもいいと思いかぶりつきスペースへ。


運転席に残る「広E-04」の文字。
この車両、中古車センター廣嶋支社から奇跡のアーバンネットワーク生還を果たしたわけで。おまけに中間には武蔵野線から持ってきたとんでもない車両×4両を挟まれてしまったわけで。

はてさて、本人にしてみれば良かったのやら悪かったのやら。


大阪を1分弱延発した電車は、90km/hで下淀川鉄橋を渡って塚本。ここまではいつも通り。

塚本発車後、一気にフルノッチで激走開始。激しく吹き込む隙間風。
M車の爆音も良いですが、Tc車でこのスキマ風のえげつなさを味わうのもいいものです。


北方貨物線の高架をくぐった時点で速度はMAX100km/h。流石に遅れているだけあって、運転に容赦がありません。その北方貨物線が降りてきて盛土が尽きたとき隣に不意に姿を現したのは、外側線をほぼ互角の速度で突っ走る223系新快速の先頭クハ。

東京は武蔵野線からやってきた103系と関西のエース223系新快速が、数メートルの間隔を空けて爆走します。これはいいリアル電車でDですね。

この時間、相手の新快速はかなり余裕のあるダイヤを引いてあることもあって、この区間は110km/hほどでさらっと流しています。その新快速に対し、必死に併走して食らいつく103系
223系にしてみれは大した事のない速度でも、103系にとっては既に限界域。兵庫と大阪の県境となる神崎川河川敷に、2本の電車が高速でトラスを刻む轟音が響きます。


気合で併走を続けながら尼崎場内への下りアプローチを突き進み、尼崎到着はほぼ同時。全くもう、これだから103系通学はやめられません。