真、年一回のひこぼし。
京阪の「ひこぼし」「おりひめ」と聞いて有名なものは、やはり7月7日の私市駅再会イベントでしょうか。
ですが、それ以外にも「ひこぼし」には年一回しか起こらないものがあるのです。
夕刻5時過ぎに萱島を発車する区間急行、本来は5両編成での運転。ですが、今日はなぜか4両編成の10000系で運用。
この瞬間、京阪の運用にちょっと詳しい方なら次に起こることが恐らくお分かりになったことでしょう。
そう。
万系準急ひこぼし。
5連でもそれなりに混むこの列車ですが、4連ともなるとかなり激しい混雑っぷりです。少なくとも、あまり乗りたいとは思いません。
何故今日だけこんなことに。実は、宇治線沿線で開かれている花火大会に原因がありました。
この花火大会の観客輸送のため、この日に限って宇治線は普段4両編成が10分ヘッド運転のところを5両編成が4分ヘッドの限界大増発。そのため、京阪中の5両編成車両が宇治線に集結することになります。
そうなると当然、交野線直通準急「ひこぼし」に回す5連が足りなくなります。足りなくなったらどうするというのでしょうか。そこで京阪が出した結論は、これでした。
4連をぶち込みゃいい。
続くひこぼし3号も10000系での運転。やっぱり、混んでます。
大阪市内からのラッシュ時優等列車に4連というのは、流石にちょっと厳しいようです。
さて、お次は花火大会輸送でてんやわんや。渦中の宇治線に目を転じてみましょう。
前述のように5両編成が4分間隔という物凄い勢いでピストン運転を行う宇治線。
5両編成ということで、当然この1900系も当然のごとく花火輸送に充当されています。コイツが宇治行きの幕を表示して走るなんてことは、今となっては相当レア。一応土日の夜間に運用があることはあるのですが、余り充当されないわけで・・・。
で、実は本日のメインディッシュは右の車両だったりするのです。
普段は8連の7200系7201Fですが、本日は前述のように激しい5両編成不足の影響により急遽中間車をブチ抜いて5連化。宇治線花火輸送の一翼を担わされることとなりました。
たまたま宇治線沿線の後輩も花火輸送を撮ってるとのメールが急行乗車中に来たので、中書島で合流して暫く話しつつこのハイクオリティな並びを撮影。いやぁ、相変わらずありえないことしてくれます京阪。