阪和快速は腹切って(略

区快ダッシュ!


今日は、東京からいらしているふっくーさん(id:fukkuu268)を迎撃するために夕方ちょっと前から大阪市内へ。それまでひたすら引越し荷物の整理。

ホコリっぽいところにずっと居ると、頭がおかしくなりそうです。ま、元からおかしいんですけど。


今日の出発は15:27。学研都市線車内の20分弱で一気に103系各タイプをテキトーに解説した教本らしきものを書き上げ、221系に乗り換えて天王寺


天王寺に着いて、少々待ったあとほどなくしてふっくーさん&nanahocyaさんご到着。何でも、桃谷で写真を撮ってたとか。気付きませんでした。


例によってホームの端っこで面白くもない講釈を垂れてから「まぁ、実際に乗ってみます?」ってことで、丁度良くそこに居た阪和快速に特攻。

折しもその編成は103系40N改造の試作車、元々モリに配属されていた車です。

コイツはシートが片持ち式だったり、床の模様が微妙に違ってたり、広告枠の形状が異なってたりと一般的な40N車とはかなり様相を異にしている編成。正直、違和感ありまくりんぐ。


色々話していると、やがて列車は発車。以下略。


堺市からの戻りも103系6連快速。やっぱり以下略。


・・・あそこまで面白くない阪和快速なんて久しぶりに乗りました。ある意味貴重な体験かもしれません。


このままでは「何だ、関西の103系なんて大したことねぇじゃねぇか!」という思いをふっくーさんに抱かせたまま関東に帰すことになってしまいます。そればかりは、関西人のプライドが断固として許しません。


そんな状態で大和路線ホームに降りてみると、電光掲示板に燦然と輝く「区間快速 加茂 18:08 白○1〜8」の文字。お、なんかきたよ?

ただ、これに乗ると私の帰宅が極めて微妙なことになるかもしれないわけで。時刻表をめくってみると、18:08に天王寺を発車した列車は木津に18:52。でもって学研都市線は、と・・・何と、18:53発があるじゃないですか。これで長尾着は19:27、バッチリでございます。本当にありがとうございました。

はい乗車決定。


その列車の前にやって来た普通列車はTc103-97、通称鉄板クハ入り編成。戸袋窓を埋めたはいいものの、埋めた部分がだんだんと腐食してきたために急遽上から銀色の鉄板を貼ってそのまま誤魔化している・・・という、恐ろしい車両です。

ま、廣嶋のガムテープタイプには劣りますけどねっ☆


そんなこんなで色々詮索していたものの、やってきた8連はモリ車。何だ、ナラ車じゃねぇなら先頭クモハの夢は消えたなぁ・・・。

が、まだまだ希望は繋がります。先頭の車番はTc531。・・・ってことは、これはいい モ リ 2 編 成 。いやぁ、実に素晴らしいことで。

逆側の先頭車はTc7、どうみても立派な一桁ナンバー車でございます。


若干遅れ気味で天王寺を発車したモリ2編成。荒い音を立ててポイントを蹴散らし、一気に加速を始めます。心なしか、かなり荒削りな運転。コレは好感触かも?


一気に高架線へ駆け上がり、フルノッチで爆音を撒き散らしつつ突っ走る103系は猛速で東部市場前を通過。普段ならもうとっくにノッチを切っていてもおかしくない筈なんですが、今日はどうしたことかまだまだノッチを入れっぱなし。ちょ、おま!

そのままDD51がたむろする百済貨物駅を見下ろしつつ、猛スピードで下り坂を駆け下りていきます。あとは惰性で突っ走り、久宝寺到着。


先ほどの鉄板クハを追い抜き、大阪平野の縁を目指す電車はやっぱりフルノッチで爆走。蒼く染まる街を突き抜け、待避線に同胞の奈良区103系を待たせて激しくブチ抜き、貫通路の亘り板を激しくバタバタ軋ませ、とにかく走る走る。車内放送なんて聞こえるはずがありません。


山越え区間は速度が落ちるものの、逆に絶妙なノッチ捌きとブレーキングが楽しめる区間でもあります。速度を落としてはまた上げ、とっぷりと日の暮れた中を列車は大和川に絡みつつ走ります。


王寺でnanahocyaさんとはお別れし、あとは奈良まで15分余。駅間が長いので、やっぱりこの区間も猛烈な爆走。MT55Aが咆え、車体は飛び跳ね。
まだ太陽の残照がほんの少しだけ残る蒼い空を背景にしてシルエットのように浮かび上がる生駒山を脇に見ながら、列車はひたすら突っ走ります。


奈良を過ぎていつしかすっかり乗客も減り、モーター音を除けば至って静かになってしまった車内。

就活サイトの広告で遊んでたりしつつ揺られ続けていると、木津はもう間近。加茂まで行ってそのまま天王寺まで戻るというふっくーさんとお別れし、学研都市線で帰宅。


個人的にはかなり高得点だった今日の大和路区快。個人的に今までで一番最強だった列車(http://d.hatena.ne.jp/abu207/20050912#p2)には劣るものの、それでもかなりのブッ放しっぷりでした。阪和快速の余りにも酷いヘタレさを打ち消すには十分な走りだったと思いますが、如何でしたでしょうか?>ふっくーさん


・・・それはまぁいいとして、とりあえず京田辺松井山手の無駄な長時間停車をどうにかしてやってください。何分停まってりゃ気が済むですか、アレ。