どうみても雪がありません・・・なこたーない。

待避線入るなっての@安曇川


朝目覚めてみると、これがまた結構いい天気。

昨日は一日ヒッキーだったので、今日くらいは出かけないと体が腐ってきます。というわけで、8:45発の快速で長尾出発。


新福島で下車、福島まで徒歩連絡のお馴染みパターン。福島で120円切符購入。

・・・まぁ、こうなるとやる事は一つしかないわけで。要は大回りです。正直な所そんなに暇な訳でもないんですが、溜まっている読みかけの本を消化したかったわけで。

そんなわけでカバンの中には本数冊と時刻表と三脚とカメラ。もはや何がメインだか分かりゃしません。


環状線天王寺へ。本来ならそのまま大和路快速に乗っちゃうのが普通なんですが、何となく久宝寺まで先着の103系普通に乗車。心が洗われます。

大和路快速車内にはどうみてもかすが狙いの同業者が数名。奈良で降りていきましたが、何もわざわざあんな光線状態の宜しくない場所で撮らなくても。


電車は気付けば山間に分け入り、加茂到着。かすがを狙うためにホーム端へゴー。

ここ、一番気軽に順光で下りかすがが撮れる場所なので前々から結構気にしていた場所なのです。案の定、障害物も何も無くすんなりと撮影できました。傾いたことを除けば。とりあえず、後日リベンジ決定。


キハ120はトイレ取り付け改造車だったものの、ロングシートの0番台。この路線、オールロングの0番台が来るかセミクロスの300番台のどちらが来るかは完全に運次第なわけで・・・。

それにしても、心地よいディーゼルサウンドを聞きながらゆっくりと本が読めるこの素晴らしさ。気持ちいいほど青い空の下、1両のディーゼルカーは山を越え川を越え、快調に走っていきます。


柘植からは草津線、来た列車は今や珍しくなった5700番台4連オールカボチャ編成。ガラガラの車内でボックスに座ると、都合のいいことに網棚にはビッグコミックスペシャルが放置してあるではないですか。

ついつい読んでしまい、気が付いたらもう石部。草津まであと2駅ですかそうですか。


接続の長浜行き新快速は2分半ほど遅れての到着。このままの遅れで米原まで行くのかと思いきや、意外に頑張るウテシ氏。車掌氏の絶妙のドア閉め&一発ブレーキによる回復運転で、米原までに1分延まで縮めてしまいました。

新快で1分以上もの遅延を回復してしまった光景なんて初めて見た気がします。グッジョブ!


車内で本を読んだりしつつ、そのまま長浜へ。

手持ちの北陸本線湖西線の貨物列車時刻表を見ると、丁度貨物列車が来る模様。ホーム端へ行くと、ほどなくしてパーイチ様のご降臨。



北陸本線米原口のカモレは実は意外に貴重。1日2・3往復程度しかなく、日中に撮れるのはこの列車だけなのです。タキ・コキ混成のごちゃ混ぜ編成に萌え。


それにしても、期待していたはずの雪の姿はほとんど見えません。この間来たときはわんさかあったはずの雪は大分融けてしまったらしく、建物の影や家の軒下にチラチラと見える程度。これはよくない見当ハズレですね。雪を見ずして、一体何のために琵琶湖まで来たというのでしょうか。


・・・が、こんな悠長なことを云ってられるのは高月までなのでした。

ここを過ぎた頃から急激に雪が増加。やがて車外は猛烈な吹雪となり、食パン電車は吹雪に立ち向うべくかなりの爆走を繰り広げます。空転や滑走の嵐にもめげることなく風雪の中を突き進んでいき、電車は「関西大回り北辺の地」こと近江塩津に到着。


僅か数分で立派に雪まみれです。


この列車はここでそのままスイッチバックし、湖西線方面へ向かいます。要するにコイツ、僅か30分程度の間に2回も交直セクションを通るという非常に特徴的な列車なわけで。


やはり吹雪の中を走る419系ですが、長いトンネルを一つずつ抜けていくごとにその勢いは弱くなっていきます。
なるほど南の空を見ると、線が引かれたように綺麗に青空と灰色の雲の境目が琵琶湖上空に伸びています。つまりこの線が、日本海側気候と太平洋側気候の分かれ目。ここまで露骨に実体的に見せつけられると、ちょっと感動モノですね。


近江今津で接続する京都行きの列車は113系・・・かと思いきや、予想をいい方向に裏切って117系のご降臨。福知山色300番台と在来色100番台の混結6連です。


発車までの待ち時間で何か列車でも来れば・・・とホーム端で待っていると、来ました2灯のヘッドライト。3灯でない=485、681はこの時点で除外。そして普通列車はもう当分来ない筈・・・ということはまたEF81ですか。いやぁ、実に宜しいことです。美味しくいただきます。

ギリギリパンタ切れ回避!


117系車内でまたも某所で拾った貨物列車時刻表を見ていると、このあと北行きのカモレが20分ほどの間隔で続行で来る模様。安曇川で降りたら撮れるようなので、時間に余裕があったということもあって迷わず117系を捨てて下車。


思えばこれが間違いでした。


1本目はまだ良かったんです。待避線にさえ入らなければ。


で、2本目?そんなもの、もう思い出したくもありません。


何せ通過10分前に急激に曇り出し、そのまま風が猛烈に強くなり、その風に乗って強烈な雪が吹き付けてくるわけです。いきなり猛吹雪の出来上がりですよ。


露出1/100。いや、無茶言うなって。



すっかり体温を奪われてフラフラになりつつ、新快速へ。先ほど117系が行ってから約40分間、吹きさらしのホームで待ちました。頑張りました私。


乗るなり意識を失い、気が付けば大阪。幸か不幸か、今のところ風邪の症状は出ていません。何せバカですから。