先生、授業が聴けません。

オレンジになった子。

はいはい、今日も睡眠時間を削って朝早くからペンキ塗りですよ。もはやアレですね、ランナーズハイってやつですか?

いつものように夜明け前の街を走り、まだ夜の明けていない薄暗い駅から207系に乗って学校を目指します。尼崎で地上に出たところでようやくご来光を浴びると、間もなく乗り換え。今日も綺麗な青空です。

空を見ると、長い長い雲が六甲山を軽く跨ぎ、地平面から30度ほどの角度で空に向かって一直線に伸びています。まさに、銀河鉄道999の宇宙に向かって伸びるレールみたいな感じ。

単語テストの勉強も忘れ、外側線をぶっ飛ばす223系快速の中からそれに見惚れているといつの間にやら住吉に到着。さて、今日は最後の総仕上げです。


「おまえ、授業中いつも女の子の絵描いてるだろ」という、ただそれだけの理由で美術監督になってしまってはや3週間。本日4時過ぎ、やっとペンキ塗りが三枚全部完成しました。ぷしゅー。


・・・しかし、ペンキ塗りが終わったからといって息を抜けるわけがありません。あとはこれをきちんと背景として使えるようにするための作業、つまり「立てる」作業が待っています。2次元から3次元への進化です。何云ってるんでしょうか私。

具体的にはダンボールで一辺1m、高さ2.4mほどの巨大な正三角柱を4本作り、それぞれの面に絵を貼り付け、本番ではシーンが切り変わる幕間ごとに回転させて背景を変えていくという仕掛け。


これを作るのに思った以上に手間取ってしまい、1個作っただけでタイムアップ。やはり今日も帰宅は6時過ぎ。
隣のクラスの某と「D.C.はやっぱり眞子だよな!な!」などと意気投合してたりしなければもっと進んでたのかもしれません。


真っ暗な学校を後にして、いつものメンバーで駅へ。6連快速はやはり混みます。

最近、明るい時間帯に家に居たことがないような気がします。真っ暗なときに家を出て、真っ暗なときに帰ってくる、と。


明日は今日より更に早く、7時に学校に着かねばなりません。睡眠時間?何それ。

え、さらに明日は清流の道4.9kmランニング?ただでさえ疲労困憊中の私を殺す気ですか。とりあえず、雨が降ってくださることを切に祈ります。