南海旧塗色撮りに行くためな・・・んですよ?本来の目的は。

今日はいつにも増して気合の入った撮影行。


学研都市線を降りて環状線ホームに上がると、いつものようにMT55をホームに響き渡らせながら103系が入ってきます。先頭がN40、MユニットもN40、T車が103-485・・・ってことは、つまり。

はい、今日もお馴染みクハ103-1さん降臨ですよ。

そのクハ103-1に揺られて福島へ、いつも通り環状線直通の日根野8両固定編成からスタート・・・と思いきや、露出が厳しすぎて撃沈。日は確実に短くなっているのです。


更に天王寺へ、ここからが今日の本番。先ずは小手調べに、休日早朝恒例の「天王寺103系3色並び」をチェック。
今日のラインナップは、スカイブルー色が日本最古のモハ「モハ103-15」入りの日根野K801編成、ウグイス色が「クハ103-27」入りナラ編成、そしてオレンジ色が元ケヨE38の片割れ入りのモリ17編成。救いようがねぇです、もう。

続いて、休む間もなく阪和線で一駅・美章園へ。とにかく通過列車撮影。勿論のことながら103以外はアウト・オブ・眼中・・・と云いたいところですが、2編成しかない223-2500が2本連続で通過されたり、103系冷風車と並んだりした日にゃ撮りたくもなりますって。

しかし、時間が過ぎていくに従って本来楽に稼げるようになってくるはずの露出が何故かどんどん厳しくなっていきます。と、不意に感じたのは水滴が皮膚に当たるあの感触。


・・・うわ、降ってきやがった。


こういうものは降り出すと早いもの、一気に土砂降りになりました。
このあとにはまだ103系8両固定編成の快速運用が2本、4両+4両の快速運用も控えてるというのにこれはいい虐めですね。

とりあえず来た103系で適当に堺市へ移動、屋根の下で雨宿り。

時折激しく降る事もあったものの、30分ほどで雨は次第に弱めに。但し、103系はいずれも雨が強く降ってるときに来たものですから撃沈orz


雨がやんで雲が動き出した時を見計らって我孫子町へ、そこから南海高野線我孫子前まで10分ほどかけながら徒歩で移動。

気分的に泉北車に乗りたかったので、堺東まで戻って準急を待って天下茶屋へ。基本的に高野線ってあまり飛ばさないから面白くないんですよね。車両は色々と面白いんですけど。

南海の車両でも特に高野線を走っている車両に関して言えることなんですが、とかく「関西私鉄っぽくない」箇所が多いんですよね。泉北高速の車両なんて、どちらかというと「東急」のような感じさえします。


天下茶屋からは空急で南下、ひたすら場所探し。乗っている間にも目まぐるしく天気は移り変わり、晴れ間が覗いたかと思えば不意に大雨だったりとまさに不安定度Max状態。こんな状態では、恐ろしくて撮影なんてとんでもありません。

それでも折角交通費払って来てるんだから、ということで気合で色々と回っていきます。


うい・・・じゃなかった、羽衣(はごろも)で上り急行を何とかゲット。前パンが特徴的な南海7000系、「前パン+貫通幌」のコンビで萌え度はまさに最強レベル。
が、前パンには「とにかく撮影しにくい」という致命的な欠点があるわけで。パンタグラフまで完全に入れようとすると車両が切れたり、左右に不自然な空間が出来ちゃったりするわけですね。

架線柱がジャマ、ちょっと傾いてる・・・etc、文句をつければキリがないorz


続いて、これの折り返しとなる空港急行を岸和田で。「空港急行関西空港行き」がこの旧塗装の車両って正直どうなんでしょうか。一応「いんたーなしょなるえくすぷれす」ですよ。

まぁそれを云っちゃえば、製造後40年以上経った「片開き4扉」というこんな物凄い車両を平気でその空港急行運用に就かせている時点でアレな話なんですけど。


さてこの岸和田。到着した時は空一面にどんよりとした曇り空が広がっていたのですが、通過数分前に突如日が差してくれるという嬉しい誤算が。お陰で、何とか陽の当たっている写真を押さえることが出来ましたヽ(´ー`)ノ


その後更に新今宮で撮影するも、「対向の7100普通にカブられる」というあってはならない事件によって撃墜orz

結局、今日撮れた写真はほとんどロクなものがなし。また後日リベンジしますか。


この後、帰りに新今宮から乗った電車がまたも例の元ケヨE38の片割れだった件はもはやスルーの方針で。今日の環状線、どうやらネタな車両しか来ないようです。