阪和時刻表のつかいかた

阪和クオ(ry

さて、東京方面のお二方へ送った時刻表があちらに無事到着したようなので、ちょっとばかり阪和線の凄まじさについて語ってみましょうか。

大和路線区快の狂ったような飛ばしっぷりにはこのブログ内で何回も触れてきましたが、意外にも阪和線については書いてこなかったんですよね、私。


さて、阪和線時刻表をお持ちの方はP20を、忘れた方・・・じゃなかった、お持ちでない方はhttp://ekikara.jp//200510/line/2701121/down-1_14.htmあたりを開いてくださーい。


このページの天王寺17:04発快速2163H、これが日根野103系8連固定編成での運転となります。

日根野区の103系8連固定編成は3編成配置され、前述のようにそのうち1編成は最若番「モハ103-15/16」入りのトンデモ編成(K801編成)、もう1編成は8連中6両が戸袋窓付き&車内未更新の超原型編成という、3編成中2編成が非常にクオリティの高い編成となっております。

ちなみに今日確認したところ、K801編成はサハが抜かれてM103-99+M102-11*のモハユニットが代わりにぶち込まれ、天下無敵の6M2T編成となっておりました。もはや何も云うことはありません。

更にこの編成、幕回しの際に「新快速|和歌山」という、是非とも一度だけでいいからその表示を出して実際に走っていただきたいような幕を出しておりました。実際にやったら、軽〜くモーターが焼き切れそうな気がしないでもないです。もうなんかアレです。



で、注目して欲しいのがこのダイヤ。「はるか」の2分後に天王寺を発車して日根野までの34.9kmを34分で突っ走るわけですが、前後の最高時速120km/hの221系・223系運用の快速列車のダイヤと見比べてさほど遜色のない走りをしてるわけです。阪和線の路線最高速度は天王寺〜鳳間は最高95km/h、鳳以南は最高120km/hとなってるわけですが、それでもこのダイヤ設定はかなりのえげつなさ。


更にこの2163Hの送り込み列車として、http://ekikara.jp//200510/line/2701121/up-1_15.htmの2158Hがあるわけですが、このダイヤは更に過激。

日根野を16:14に発車したこの電車、天王寺には16:47に到着。33分の間、日根野天王寺間を途中6駅停車で爆走します。
このページには載っていませんが、この電車のすぐ後には関空16:18発、天王寺16:49着の「はるか」が猛追をかけてきています。天王寺着時点での差は僅か2分。
要するに、少しでもこのポンコツ103系の激走快速が遅れたならば自動的に後続のはるかも遅れます。「はるか」が遅れる=環状線が遅れる=梅田貨物線が遅れる=東海道本線が遅れる。すなわち、アーバンネットワーク全体の時刻が丸ごとズレます。


そんなこんなでこの103系8連運用の2158H、「はるか」に追いつかれないようにするために本気で狂ったように飛ばします。1964年製がなんぼのもんじゃい、な勢いで爆走します。繰り返しますがモハは日本一の若番車です。


というわけでこんなに熱い阪和線103系快速、一度乗ってみる価値はあります。

朝夕ラッシュ時はほぼ半分の快速電車が103系での運転となりますので、遭遇機会はかなりのもの。同じ103系快速でも容赦なくブッ飛ばす電車とひたすらチンタラ運転をかます電車の差が激しいのが、難点と言えば難点ですけどね。