なんかもうハードロックだよこいつの走り方。

朝電車に乗っていると、某Fから「環状線にTc103-205降臨キター」とのメールが。
Tc103-205先頭の編成とは、要は中間にあの元ケヨE38編成が組み込まれたモリ17編成(改)。

学校に着いてみると、時間割表示ボードに輝くのは「本日5時間」の表示。どうやら数学教師A師が休みだとか。重度広島ファンのA師、連日連夜の大連敗・大失点にショックでぶっ倒れてしまったという噂が有力。ま、あれだけ派手に負けちゃったらアレですよねぇ。


というわけで5時間目終了後、わき目もふらずに出撃。サイフを覗いてみたら1500円ほどしか残金がなかったので、某Fに1000円を借りて住吉駅id:sosnaさんからの依頼品の京阪神お出かけパスを購入。駅員氏がかなり慣れた手つきでマルスを叩いていた事から察して、意外に売れてるのかもしれません。これ。

某Fの予報では環状線の終日運用に就いているとのことだったんですが、京橋でその運用を狙ってみたところ見事にハズレ。まぁそういうこともあるさ、ってことで奈良線大和路線爆走区快の乗り継ぎで帰ることに。

新快速の前にガラガラの223系V+Jの10連快速が来たので、迷わず乗車。京都までは快適に車内で寝たりマンガ読んだり。

奈良線みやこ路快速も、無駄に6連も繋いでるのでガラガラ。行き違い列車の遅れでだんだん遅延が伸びていき、木津では加茂から来た普通(奈良から区快)の難波行きを先行させるというアレっぷり。あの、一応この列車快速なんですけど。


結局奈良には7分遅れで到着。今日の本来の目的は仮駅への線路切り替えが終わった奈良駅の視察だったはずなので、とりあえずホームの各所をチェック。「お、入線時にちゃんと自動放送が入ってる」と思ったら、発車時の設定はする気無しですかそうですか。これが奈良駅クオリティ。


意外に、平城山方から入ってくる列車の駅撮りがしやすい事が発覚。仮駅が供用されるのは暫くの間ですが、これは使えそう。何せ、ここに入ってくる列車の半分くらいは103系なわけで。


急行「かすが」発車時のカミンズエンジンのディーゼル音にハァハァしていると、間もなく目当ての103系区間快速が到着。とりあえず一枚写真を撮った後、急いでホームへ移動する事に。パシリ。


・・・え?クハがTc205?嘘だろ?


ちょ、コイツあのモリ17編成改じゃないですか!


中間車を見ると、紛れもなくあの元ケヨE38編成のMユニットが挟まっています。表示幕周りの白ゴムと戸袋窓が何よりの証拠。

何という運の良さでしょうか。狙ってたわけじゃないんですけどねー。


勿論、モハ103-686に乗車。すぐにドアが閉まり、MT55(A?)モーターが唸り始めます。

ダイヤの乱れの関係で、2分ほど遅れての発車。大和路区快の103系はどの列車もかなり限界に近いスジが引かれているので、これはかなり爆走が期待できます。



・・・って








エエェェェェェェェ(;´Д`)ェェェェェェェエエ



モハ205-167」。「山手電車区」。



ちょwwwwwww嘘wwwwwおまwwwwww冗談きついってこれwwwwwwww


環状線に「山手電車区」シールを貼った消火器を積む電車が走る現実。これが酉クオリティ。


_| ̄|○ <大阪なめんな大阪




かなりショック大きいんですが、そろそろ話を元に戻しましょう。


奈良を出た電車はいつも通り(これ重要)、奈良駅場内をクリアするなりフルノッチ・猛スピードで夕日輝く奈良盆地を突っ走りはじめます。モリ区唯一の6M2T編成が遠慮なく走る、飛ばす、揺れる。


景色は違うものの、スピードだけは間違いなく束の武蔵野線時代と双璧をなすヤバさ。関西では珍しい6M2T編成なので、心なしか加速もスムーズに感じられます。いつもよりは。


王寺を出た電車、いよいよここからは恐怖の快速運転区間久宝寺まで、十数分間無停車で突っ走ります。

三郷通過寸前までフルノッチで引っ張り、制限ギリギリで一発ブレーキ。さっきからモーターやブレーキの挙動をチェックしている限り、このウテシさん相当気合入ってます。てか、走り方から伝わってくるやる気が明らかにいつもに増してヤバイです。

何せ、この列車は2分遅れ。環状線にこの遅れを持ち越してしまうが最後、アーバンネットワーク全体の列車ダイヤが狂ってしまうのです。


山間の区間をクリアすると、途端にフルノッチ全開走行再開。高井田を物凄い勢いで通過、
近鉄大阪線の下をくぐります。ここから暫くの間、大和路線近鉄大阪線と数十メートルの間を隔てて併走するわけですが・・・おっと、上に何か来た?え、5200系?幕は・・・何、上本町行き急行!?



近 鉄 急 行 降 臨 ! ! 


突如、決死のガチンコバトルスタート。JR103系区間快速vs近鉄5200系急行。

車齢差約20年。こっちは最高100km/hの抵抗制御、向こうは最高120km/hのVVVFインバータ制御&33‰の青山峠越え対応


うわ勝ち目ねぇ。


・・・などと一瞬思ったものの、向こうはカーブで95km/h制限。お互いにほぼ同じ速度で、一歩も譲らず併走・・・って、オイ!何があったか知りませんが、103がジワジワ前に出はじめやがりましたよ!?



そのまま全力で突っ走り、遂に103系近鉄急行を完全に振り切りやがりました

左右に激しく揺れるつり革、限界近い音を立てて唸るMT55(A?)。や、やりやがった・・・。多分100超えてるよコイツ。


うわ、も う マ ジ 萌 え 死 ぬ 俺 。



その後も柏原でカーブ制限があるはずなんですが何故かブレーキかけずに突っ込んだり、もうやり放題飛ばし放題。ヤバイ、マジでヤバイぞ今日の103!


夕方の光り輝く斜光線の中を突っ走り、遅れを1分ちょっと回復して天王寺着。そしてもはや放心状態の私&他2名。

な、何ですかあの逝かれた走り方・・・。今まであんな大和路区快、見たことねぇですよ。


そして大阪到着寸前には野洲行き新快速と併走。どこまで私を萌えさせるつもりですかコイツは・・・。


というわけで東京の方々へ。元ケヨE38はこのようにどの車両も大切にこき使わせて元気に走らせておりますので、どうかご安心ください。