タチの悪い冗談ですよね?ね?
森ノ宮区の103系が7連になって天下の東海道本線(&福知山線)を営業運転してるだなんて、タチの悪い冗談ですよね。
等と思いつつもやはり気になってはいたので家を早く出て、予めチェックしていた103系が入っているという噂の運用の時刻に合わせて尼崎駅でスタンバイ。待つこと数分。
・・・ほー。
まさか、マジで来やがるとは・・・。
東海道本線を跨ぐ大跨線橋を渡って登場してきたのは、紛れもなくオレンジ色の103系。
正直なところ「何でアンタがここに居るのさ」な気分です。とりあえず壊れたカメラで無理矢理撮影。
壊れたといっても、ズームさえ使わなければ撮れることは撮れるんです。
撮影後速攻で階段を走って隣のホームへ行き、その103系に乗車。
この列車は尼崎までは普通列車として福知山線を各駅に停まりつつのんびりと走るのですが、尼崎から大阪までの最後一駅だけは新快速・スーパーはくとが後から130km/hで迫撃してくる外側線を全速力でブッ飛ばすというとんでもない列車に豹変するのです。
京都側ユニットが高音のMT55A・神戸側ユニットが低音のMT55という話を前情報として仕入れていたので、今回は高音のMT55Aユニットに乗車することに。
尼崎を出た列車は神崎川へのアプローチとなる上り勾配をノッチ全開で駆け上がり、登り切った後もそのまま平坦線を加速していきます。音だけは非常に勇ましいんですが、実際の速度は川を渡りきった時点でせいぜい推定85km/h程度。それが103系クオリティ。
そんなことにめげず、更に速度を上げていく103系。床下の高音MT55Aモーターは常時爆音全開。北方貨物線からの連絡線をくぐったあたりで速度がほぼ限界に達したのか一旦ノッチオフ、宮原からの引き上げ線をくぐったあたりで再度ノッチオン。ジリジリと速度を上げます。
線路規格の非常に良い東海道本線ですが、全速力で突っ走るポンコツ103系はそんな事お構いなしに非常にいい感じに上下左右にヨーイングしてくれます。
容赦無く辺りに爆音を撒き散らしながら、物凄い勢いで塚本通過。ホーム端に10人近く固まっていた撮りヲタも、一瞬で遥か後の彼方へ。
淀川鉄橋を相変わらずの走りっぷりで爆走しつつ、真横を通る阪神高速の車とタイマンを張り、ほぼ互角のスピードでバトルを繰り広げる103系。うわこいつつよい。
そんな感じで、僅か6分間ながら天下の東海道本線を燃え(&萌え)尽きそうな勢いで走る103系。クセになりそうです。。
2,3年ほど前に宮原区に103系が配属されていた時代にはこのような運用はあったのですが、その頃はまだ103系に目覚めておらず、結局一度も乗る機会のないままその103系は運用撤退→転属・廃車になってしまいました。
それが色は違うものの今こうやって復活したわけですが、間接的な理由ではあるものの、やはり色々と事故の影響がこのような運用変更にも影を落としているのは事実*1なだけに、やはり素直には喜べませんね・・・。