カップヌードルを食べる方法を真剣に討議してみる

激しく詰め込まれました


今日は昼から学校へ行く用事があったので、カップヌードルを1個持っていったんです。学校に。

はじめは「どこかの部に湯沸しポットがあったので、それを借りたらどうにかなるな」という甘い考えだったんですが、世の中そう簡単に上手くいくものではありません。


どうもポットが逝かれていて利用不能だそうで。そんなのアリですか、それじゃ昼飯食えないじゃないですかと。


かくなる上は仕方が無いので、部室の奥にアルコールランプがあった事を思い出し、それを棚の奥から掘り出してきます。三脚とセラミック付き(石綿じゃない・・・はず)金網、それにビーカーとアルコールランプのセット。理科室ですっかりお馴染みの組み合わせですね。

・・・本当ならこれで湯が沸かせる筈なんですが、今度はビーカーが訳の分からない薬品に激しく侵されていてとても使える状態ではありません。さて、ここからが大変です。


部室で皆で色々考えてみたところ、「火はつかないから紙コップで湯を沸かせ」だとか「よし、ペットボトルだ。ペットボトルで沸かせっ!」とか「地上1000mから落っことせば位置エネルギーで温まるぞ」とか、もう頭がいいんだか悪いんだか良く分からない意見のオンパレード。

仕方なく近所の部にヤカンを借りにいくも、ここでも怪しい薬品を入れていたとかで使うのは危険だとか。まったくもう、怪しい部ばかりですねこの文化部長屋は。ウチも他人のこと云えませんけど。

ここで後輩が化学研究部からビーカーを借りてきてくれ、容器問題は解決。感謝感謝。化研もたいがい怪しい薬品とか使いまくってそうですけど、もうそこは気にしない。


が、更に問題が。アルコールランプはあるのですが、芯がありません。流石にメタノールに直接火をつけるわけにはいかないので、ティッシュをねじってエタノールをよく染みさせ、芯の代用にします。それに火をつけたところやはり少し不完全燃焼気味のようで、火が不安定だったりかなり赤かったりしましたが、そんなこともやっぱり気にしない。


火の勢いが弱いので、なかなか上がらない水温。それでも推定90度近くまで頑張って上げたところで、徐々に芯代用のティッシュが黒く焦げてきました。どうやらエタノールが無くなった様子。さすがにこれは危ないんじゃねぇの、と判断して火を消します。沸騰までもっていけなかったのは残念ですが、そこは仕方ない。

軍手を2重に巻いた上でビーカーを持ち、熱湯をラーメンに注ぎ入れます。


3分待って完成。うわ、美味っ。・・・味は全く変わらないはずなんですけどね。