メンヘラーかあんたは

昼休み。学校の上では、青い空にぽっかりと浮かぶ雲がのんびりと流れていきます。


そんな中、ガラス張りの廊下で座り込みながらあさっての方向を向いている奴が一名。

近寄ってみると、彼、どうやら何かを呟いているようです。目が何となく虚ろです。


「・・・麻帆良学園行きてぇ・・・こんな男子校なんて嫌だ、俺・・・」


・・・あえて聴かなかった事にしておきましょう。知らない、何にも知ーらないっ。