大阪急ワールド

今日は某予備校の入塾テストを受けるため、期末試験まであと一週間という切羽詰っている時期にわざわざ西宮北口へ。

ちなみに、このテストを申し込みする為に電話をしたところ「一回や二回受けた所で通りません」と言われました。本当の話です。マジです。まぁ、とにかく難しいそうで。


で、京橋まで学研都市線・そこから環状線のいつものルートで大阪駅へ。
今日から供用開始となった新3・4番ホームには遅れている寝台特急日本海」が台車まわりが雪まみれの状態で停車中。時間がちょっとあったので新ホームに上がってみたのですが、やっぱり綺麗ですね。

ただ残念な事は、このホームは電車用の床高さになっているということ。
バリアフリーの観点からするとこれまでの客車の床高さに合わせたホームの高さでは電車乗車時にかなりの段差が出来ていて難があったので嵩上げは当然のことなのですが、ヲタ的観点からすると良い意味でも悪い意味でも「大阪駅っぽさ」が無くなってしまったみたいで少々残念。


回れ右して上ってきたエスカレーターを下り、阪急に乗り換え。
前鞍馬で買ったスルッとKANSAIの残額がもう余り残っていなかったので買っておくことに。不意に特設スタンドでラガールカードを売っているのが目に留まります。ちょっと覗いてみたところ、2300系が図柄となっているカードがあるじゃないですか。しかも1000円券とのことで、迷わず購入。

ホームに停まっていた先発の特急は神戸線では一番メジャーな7000系。時間もあまり無いので、さっさと乗車。

先頭車両の助士側後ろが空いていたので座って待っていると、ほどなく発車。頭端式ホームなので、先頭車の車内はガラガラ。

お決まりの神戸・宝塚・京都線電車同時出発で梅田を後に、「さかなっつハイ!」*1の中津を過ぎて淀川を渡るとすぐに十三。

十三で一気に客が乗り込んできて活気付く先頭車。順調に110km/hで飛ばす7000系
そういえばこの運転手、やたら喚呼の声がデカイ。いくら横に指導運転手が居るからといっても、もはやこの声は怒鳴り声に近いような・・・(苦笑)

そのうち、子供を抱いて前面展望を見せている爺ちゃんがしんどそうだったので席を譲ってあげることに。昔の自分がこんなだったんだよなぁ、と思うと何故か譲る気が起きてくるんです。不思議なもので。


武庫川上で「回」サボを掲げて猛爆走中の3000系4連と一瞬の邂逅。正雀行きでしょうか。
趣味的にはヨダレが垂れてきそうなほど萌え〜、な被写体だったんですが良く考えてみたら今はそれどころじゃなかったんですね。


そんなこんなで西北に到着、駅を出て某予備校へ。

指定された教室に入ってみると見知った顔が数人。同じ学校の奴でした。

で、彼らの会話を要約してみると衝撃の事実。

「俺もう何回落ちたかわかんねぇよ、ここ」
「もう『残念ながら不合格でした』って電話で宣告されるの飽きたよ・・・」
「また学校の帰りにここ寄って申し込みせにゃならんのか、マンドクセ


・・・え゛、そんなにムズイのかここ。
電話応対の受付の人の脅しはマジだったんですね。

そんなこんなで試験開始。英語、80分。

『「ファックス」の概念を英語で説明せよ』などというえげつねぇ問題の連続にタジタジ、あーこりゃ確かに難しいわ。

あっという間に過ぎた80分、全く解けた気がしません。もうだめぽです。

最後に某から聞いた「この一教室に居る11人中受かる人数は2,3人。ヘタしたら1人」という衝撃の一言は当分忘れられないような気がします。


で、もう空気が抜けたような状態になってたので充電のために今津線宝塚線回りで帰ることに。阪急も大回り乗車はOKなのです。

今津線ホームに停まっていたのは「西宮北口⇔宝塚」のサボを前面に掲げた、方向幕未設置の3000系。いきなり「萌えろ」と云わんばかりの車両が停まってます。
一瞬で充電完了してしまったような気がしないでもありません。

すぐに発車、線路はほぼ一直線に宝塚へと伸びています。駅間がさほど長くないので速度はせいぜい70km/h程度ですが、高級住宅街の中を走る面白い路線です。
あ、但し仁川周辺は除外です。こんな所に阪神競馬場があるというのはある意味反則のような気がします。
平坦なようで意外にアップダウンのある今津北線、宝塚に近づくにつれて勾配が増えてきます。中には35‰など、かなり急なものも。

宝塚南口で電車を降り、この電車が次の終点・宝塚で折り返してくるのを待ってホーム端から写真を撮ることに。試験前ですが、このくらいなら許されるでしょう。。

ヘタレコンパクトデジカメにしてはマトモに撮れてる・・・はず。


次の電車で一駅、宝塚へ。
宝塚からは宝塚線快速急行梅田行きに乗り換えます。


先頭では子供が二人カブリツキ中。
と、途中駅から便乗のウテシさんが乗ってきました。
便乗のウテシさんは大抵貫通路部分に立つので、そのままでは子供達は前面展望を見れなくなってしまいます。

と、貫通路部分に立っていて後ろの子供達に気付いたウテシさん。
振り向いて子供達に向かってニコッと笑いながら横に退き、子供達が再び前を見れるような位置に移動したではありませんか。
これには私も感激。阪急クオリティ、最高です。

自然にこういったことができる、周りに気を遣える、そんな大人になってみたいものです。

因みに、JRでこのような光景を見たことは今まで一度もありません。


こんな和みムードの快速急行を途中で降り、後続の普通に乗り換え。今度は8000系。

十三の一つ手前、三国駅で下車。恐らく、駅名でピンと来た方も居るでしょう。

私はaikoファンではないのですが、今巷で「新曲のタイトルが『三国駅』なのにあやかって、aikoのニューシングルのポスターで三国駅がジャックされている」という話が出ているので行ってみた次第。

んー、確かに階段が凄いことになってますね。写真を撮ってる人もちらほら見受けられます。

と、やっぱり「写真撮ってくれません?」と若いオネェサマ方に頼まれました。私、「写真撮って」と「道案内」を頼まれる事がやたら多いのは気のせいでしょうか。ヲタもたまには人の役に立つのでしょう、ってことで。


10分後の普通で三国駅を後に、数分で駅構内にオーケストラが流れる梅田に到着。


環状線では外回りに向けてカメラを構えている同業者多数、混色編成狙いなのでしょう。
撮りたかったのですが「試験勉強をせねばならない」というひじょーに切実な問題があったので早々と退散・・・。

*1:分かる人には分かる、このネタ