103系に萌えてきました

美容院で髪を切った後で駅に行ってみるとちょうど木津行きの電車があったので、折角なので大回り乗車でもすることに。

大回りと言っても、もう2時過ぎなので単純に大和路線を回って帰ってくるだけの「中回り乗車」。捻りも何もあったもんじゃないですが、それはそれで。



祝園を出て車内には遂に自分以外の客が居なくなり、貸切状態に。
207系のM車一両丸ごとを一人だけで終点の木津まで占領。

ちょっと羽目を外して、靴を脱いでシートに寝転んで「C寝台」にしながら本を読んでみたり。


木津からは奈良線から来た103系で奈良まで。
90km/hほどのスピードは出しているらしく、かなりの爆音で突っ走ります。
車内はガラガラ、録音には最適の環境なのだろう・・・と思いつつ終点奈良着。


今乗ってきた103系も明らかに本来の使用目的からかけ離れた飛ばしっぷりでしたが、こんなものはまだ序奏に過ぎません。
ここ奈良から先の爆走は、これまでとはレベルが違います。


221系に乗ったところで仕方がないので、大和路快速をパス。

やがて折り返し15:09発、お目当て103系のJR難波行き普通が3番乗り場に到着。屋根上を見ると、6両全車がWAU102型クーラーの冷風車編成。夏じゃなくて良かった。。

乗車したM車はバリバリ初期車のモハ102-72。6両全部初期車&冷風車・・・この車両、明らかに次期廃車候補の予感。


僅かな折り返し時間ですぐに発車。初期型MT55が唸り出す。
ここから王寺までは駅間距離が長く線形も非常に良いため、103系は全身全霊の力を込めて突っ走ります。
関西では阪和線快速の鳳以南と並んで凄まじい103系の爆走が見られる区間です。
103系の爆走と言えば「西の阪和快速・大和路、東の常磐快速・武蔵野」。


構内制限を抜けて加速、だんだんと激しい爆音を上げ始めるモーター。
4M2Tなだけあって加速は良く、103系の割には高速域でもグイグイ速度を上げていきます。それでも90km/hほどで速度は頭打ちになってくるのでしょうが、モーター音から判断する限りまだまだノッチは入れっぱなし。本気モード。

床下からバネが車体に当たって起きるゴツゴツ音と独特の突き上げるような激しい振動が感じられるようになる頃、速度はようやく100km/hに到達しているはずです。

高速でカーブを通過するたびに、フランジとレールが激しく当たって起こる鋭い高周波音が車内に響き渡ります。

この音と加速していくMT55モーターの爆音が重なった時の音など、もう明らかに一線を越えた感じです。

先頭車にも一駅間だけ行ってみましたが、物凄い隙間風。
100km/h走行の時の風切り音など、悲鳴を上げているようにすら聞こえてきます。


こんなえげつない走りを各駅間で繰り広げながら田圃の広がる奈良盆地を突っ走り、奈良から15分ほどで王寺着。

いつ乗っても気合の入りまくった熱い走りを見せ付けてくれる奈良電103系、最高だよアンタ。


その後は時間節約のため221系区間快速天王寺まで逃げ、環状線学研都市線で帰着。

あの103系に乗ると他の車両の走りがどれも大したことのないものに見えてきます。。
これ、一種の病気なんでしょうねぇ・・・多分。