ジンクス崩壊

今朝7時丁度の快速に乗ろうと駅のホームに立ったところ、祝園〜松井山手間で「非常に濃い霧」が発生しているため電車が遅れているとのこと。

濃い霧が出ている事はこれまでも結構ありましたが、どの時も有視界距離30mあるかないかの劣悪条件下にもかかわらず100km/h越えのスピードで突っ走っていたので大丈夫なのだろうと思っていたのですが。
今日のトップ画像のような感じでも、ですよ。


で、7:03に本来なら6:54着の普通が到着。車両を見ると、6:57分ごろ隣の松井山手に向かっていった普通と同じ車両。
このように急な折り返しをする事などまずないので、本来なら後の快速を待つところを嫌な予感がして普通に乗車。

そのまま普通に乗っていると、案の定河内磐船手前で「快速が遅れていますので、この普通が京橋には先着いたします」と放送が。よっしゃ。


乗客を混乱させないためか、住道で本来なら待避する時のみ使う副本線に入ってそのまま退避せずに発車、などという面白い芸当もあってなかなか。

で、私にとって次なる関門は神戸線との接続。京橋駅と尼崎駅、大阪駅のポケット時刻表を見ると快速姫路行きの大阪発は7:51、尼崎発は7:57。
一方の私が乗っているこの電車、住道発車は7:26。京橋で環状線→大阪で快速、のパターンだと京橋7:40の環状線がタイムリミット。んー正直微妙、などと考えていると京橋に到着したのは7:39。うわ、図ったように微妙な時間。
京橋→尼崎は東西線経由で標準17分。微妙すぎるんですが。
更にここで「本線快速が内側線経由」ということを考慮に入れると、本線快速と東西線直通普通の入るホームは系統を独立させることができるので「駅前で信号待ち、その間に快速が出てしまう」という最悪のシナリオには至らないものの、尼崎で仮に快速がこの電車より早く着いたとすると接続なんて知った事かとばかりに出てしまう可能性が極めて高いわけでして。

加島を出て地上へ。前を見る限りまだ快速は来ていない模様。こりゃ勝ったか・・・?


などと思っているとこの電車、本線快速がいつも使っているホームに入っていくではありませんか。一瞬えっ?と思いましたが、次の瞬間疑問は解決。


ドアの窓から見ていると、線路とホームを2本挟んだ向かいの1番ホームになぜか223系が入ってきています。

本線快速が外側線振り替えになってるじゃないですか。


ということは・・・階段を猛ダッシュすればアレ乗れる、と。


ドアが開き、階段を3段飛ばしで駆け上り駆け下り、223系に飛び乗り成功。
これで住吉8:10、試験時間には余裕。

尼崎を先ほどまで乗ってきた207系と同時発車、一時はこちらがリードするのですが207系もなかなかしぶとく追尾し、こちらが100km/hは越えているスピードを出していると言うのにジワジワ追い上げてきます。このあたりは流石207系といったところ。
外側線の貨物列車を追い抜くなんてことはしょっちゅうですからねー、この車両。


新大阪指令所、久しぶりにグッジョブ。
本線快速の外線振り替えは予想してなかったな、と。これだからダイヤ乱れ時の運用予測は面白い。


よくよく考えてみれば、7時前に長尾を出た普通が7:03の時点で急遽折り返してきたという事はその時点で長尾以東に「客扱い可能な車両が無かった」ということでもあり、快速を待っていようものなら試験に遅刻していた可能性すらあるわけですね。
長尾の時点で感じた虫の知らせが無かったらどうなっていたことやら・・・。
ホント命拾いしました。