阪和線ブルーライナー&加古川線大回り強行

今日一日のうち改札内にいた時間が11時間超ですよ。
試験がぼちぼち不気味な足音を立てて近づいてきているのでこんな暇な休日も11月中はこれが最後かも・・・という訳でいろいろ行ってきたんですが若干やりすぎた感もあります。


とりあえず朝7:30発の快速で京橋〜環状線天王寺のいつものコースで。
TSUTAYAに返すCDを家に忘れてきて取りに帰っていたのでかなりギリギリに駅着。
回復運転チャリver、頑張りました。


天王寺から乗った103系8連快速、期待に反して鳳までずっと時速6〜70km/hのチンタラ走行。
天王寺を3分前にDE10牽引の「きのくにシーサイド」が出ているので前を押さえられてしまっているため仕方ないといえば仕方ないんですが、やはり不完全燃焼気味です。

鳳を出てようやく最高速度110km/h区間に突入。
ここでやっと気合が入り、いよいよ爆走モード。
4M4T編成ながら70、80・・・とジリジリ速度を上げていき、とうとう最高速度の100km/hへ。MT54が壊れんばかりの爆音を上げる。爆走。

その後は残念ながらノッチを切ってしまい惰走で和泉府中着、ここで下車。
甲高いブロワー音と心地よい余韻を残しながら、103系日根野へと走り去っていきました。


天王寺方ホームには「はんわライナー」。土曜ということもあり、乗車率はあまり芳しくない模様。何時の間にかアーバンネットワーク最後のライナー列車となってしまったこの列車、果たして何時まで残ることやら。

混み合う関空快速をパスし、天王寺行きを待つ。
やがて直線の彼方に2灯のヘッドライトが見えた。どんどん接近し、113系だと確認できるまでになる。前寄り4両は数少なくなったブルーライナー車。


・・・!

何と今日は後寄り4両もブルーライナー、キター!!

前述の通り阪和線でもN40改造された113系が増殖しているため、ブルーライナー車だけで綺麗に揃った8両編成はかなり希少になってきました。今週もまた新たにN40編成が日根野に転入してきたという話なので、それが運用を開始すると残りは僅か3編成・・・。
こんな状態ですが撮影している人間はあまり居らず、どうやらひっそりと消えていきそうです。


この編成の返しを浅香で撮影することにして、堺市まで乗車。
朝の日差しと相まって、ついこの間まで113系で通学していたときの事を思い出す。

堺市で後続の普通に乗り換え、浅香。

が、ここで重大な問題が。
まだこの時間では川岸のマンションの影が線路にかかり、車体が暗くなってしまうんです。
望遠可能なカメラなら問題ないのですが、光学3倍ズームが限度の私のコンパクトカメラでの撮影は不可能。

となると撮影場所はほとんど残されていないような状態に。
不意に一昨日大阪駅で会ったオッチャンが「堺市もなかなかええよ」と言っていたのを思い出し、「ソレダ!」とばかりに速攻で取って返す。

時刻表を見ると113系堺市発は0932、一方の天王寺方面は関空快速が同じく0932発。
多分進入は0931頃なのでカブリは無いだろう、と安心して撮影。

側面に光が回らない半逆光でしたがそれなりのモノは残せたと思います。。

http://ewtt.s53.xrea.com/picture/113blue.jpg

そのまま関空快速に乗る事も出来たんですが、ラッシュ慣れしているはずの私が引いてしまうくらいの大混雑だったので一本パスし、次の快速に。


やがて来た快速は103系、しかも4連。

・・・先生、混み方が尋常じゃありません。さっきの関空快速の方がまだマシだったかも・・・。
しかも例によって60〜70km/hのチンタラ運転+天王寺手前では徐行〜信号待ち停止のサービスまであり、天王寺までの10分弱が物凄く長く感じられました。。

やっぱり103系は飛ばす方が萌え。


友人からのメールで次の113系快速は天王寺方のみブルーライナーという情報が入り、天王寺で迎撃。
その情報発信元の友人と会い、何故かその場の流れでまた113系に乗る事に。
最高速度95km/hの区間ながら、阪和線にしては珍しく前に列車が詰まっていないためにかなり飛ばす。

鳳で関空快速に乗り、大阪まで直行。
本屋巡りなどしつつ、11:56の丹波路快速に乗り尼崎へ移動。
駅北側にあるショッピングモールで大回り用のジュースを仕入れ(100円也)、阪和線の収穫の余韻もそこそこに大回りモードへ突入。切符も購入。
しかし、尼崎ってホント奇妙。高層マンションの下にあるショッピングモール隣のフェンスの向こうは殺風景な何も無い更地って一体・・・。


改札内で大回り参加希望の後輩と落ち合い、とりあえず3人でまずは加古川を目指す。
尼崎13:05の新快速、当然ながら全く座れず。

つり革につかまりつつ外をボケーッと眺めていると、不意にEF65が真っ赤な客車を牽いて大阪方面に爆走していくではないですか。
正体はジョイフルトレイン「旅路」。やられた・・・orz


三ノ宮でようやく着席。景色の良い海側ではなく山側ですがそこは我慢。座れただけ儲けモノです。


神戸を出、順調に爆走。
と、今度は鷹取通過中に隣の貨物駅に鎮座するつくばエクスプレス用TXー1000(2000?)系が・・・

甲種回送、今日だったんですね。。
この車両の甲種はもう何回か撮っているので別によかったんですが、やはり食指が動くのも事実。


須磨の海を左手に望みつつ、TD継手の喧しい音をBGMにコックリコックリ。

気がついたら何時の間にか線路は複線になり、あと7,8分ほどで加古川という所に。

ここで携帯に連絡が入り、誰かと思いきや部の先輩M氏。「三ノ宮35分の新快で間に合う?」との問いに、それなら加古川8分接続でOKと告げる。


真新しい高架の加古川駅到着。ホームで何故か高三のT氏と遭遇。そのまま地平の加古川線ホームに移動し、単行の厄神行きに乗車。
ボックスは殆ど埋まっているので、ロング部分に着席。ちなみにここ、エンジンの真上。

15分ほど経った頃先ほど連絡をくれたM氏と合流、ほどなく列車も発車。
エンジン音一発、のっそりと加古川を後にする。


住宅と農地のパッチワークの中を走り、僅か13分で終点・厄神に。

いつもなら素直に加古川から直通の谷川行きに乗っているところですが、今日は電化前ということもあって「厄神の車庫に何か変なモノがあればなー」、と思いこの厄神止まりの列車に乗ったわけですがこれが大正解。


せっ先生、事態は急展開らしく早速なんか止まってるっぽいんですが・・・


何と駅の端で103系3550番台がパンタグラフを降ろし、車輪に車止めを噛ました状態で留置してあるではないですか。
駅ホーム端から容易く撮影が可能なのでこれ幸い、と皆でプチ撮影会状態に。

http://ewtt.s53.xrea.com/picture/103-3550-y.jpg

次の列車まで30分あるので、暫し103系3550番台を観察。

やはりトイレ付きの103系というのは違和感ありまくりですね。
一方JR西日本お家芸ともいえる先頭車化改造で取り付けた先頭車ですが、悪夢の113系3800番台よりは大分マシになったもののもはや103系の顔じゃねぇです。はい。

で、これをまた10年くらい使い続けるんでしょうねぇ、やはり・・・。
関西では103系は当分安泰の模様ですね、こりゃ。。


やがて延命改造を施したキハ40が到着、乗車。

車内はなかなかの混み具合でとりあえず立つ羽目に。
電化されて2両運転が基本になったら大分緩和されることを期待。

陽の光はもうかなり傾き、斜光線が車内に注がれてくる。
陽光を反射して光り輝く加古川に沿って進む。

やがて粟生。神戸電鉄の車両がお出迎え。


一両のディーゼルカーは刈り取りもとっくに終わり、斜光線で黄色く輝く田の中を進む。緑色の車体を鈍く輝かせながら。

運転手が添乗の駅員と電化の話をしてましたが、もう免許の取得は終えているのでしょう。「たった5分短縮じゃねぇ・・・」とのことでしたが、果たして地元の方はそれを「たった」と取るのか「大幅に」と取るのか。

一駅ずつ、同じくらいの人数を吐き出しながら進みやがて西脇市
人が塊になって降りてしまい、残された車内にいる人は10人足らず。

http://ewtt.s53.xrea.com/picture/k40-nisi.jpg
18分停車の間に写真撮影などを済ませ、小休止ののち再び発車。列車番号もここで変わる。


ここから先、谷川までは一日僅か9往復の列車しか走らず、湖西線末端部と並んで大回りの難所となっている区間。時間にして40分弱。

勿論この区間も電化され、開業後には単行の125系が主に走ることになるとか。閑散区間に新型車のみが入るというのも妙な話ですけどね。


沿線には撮影に来ている人もポツポツ見受けられました。
この路線で撮るなら、やはり景色を絡めて絵的な写真を撮りたいものですが大回りの性質上途中下車は出来ないのでそこは我慢。


陽も山の向こうに隠れ、あたりが徐々に薄暗くなり始めた頃に一両のディーゼルカーはようやく福知山線との合流駅・谷川に到着。加古川を出てから時間にして2時間ほど。

改めて見てみると、やはり同業者と見受けられる方もそれなりに乗っていたよう。


一言で言うと丹波の山間にある小駅、といった感じの谷川駅。
こんな駅の、晩秋の夕暮れ時の風景というのも何とも云えずいい感じ。
少し肌寒く感じられるようになって来たころ、篠山口行きの列車が入ってくる。
車内保温のため手動になっているドアを開けると、弱めに入った暖房で暖められた空気が体を包んでくれました。


久しぶりの電車。
モーターの唸りも高らかに、曲がりくねった丹波路を快調に走っていく。
後ろを振り向くと、雲の切れ目から真っ赤な夕暮れが顔を覗かせていました。

渓流と別れ、舞鶴道が近づいてくるとやがて篠山口。大阪方面は乗り換えになる。

向かい側に停車していた221系に飛び移り、僅か1分の接続でタンデムに発車。

車内は適度に席が埋まる程度の混み具合。
隣のボックスのオバチャンらは「病院のセンセの見分け方」などという何ともえげつない話をしている模様。

あとは何もしなくても大阪まで連れて行ってくれる、と思うと途端に気が楽になるものです。
本を読みながらすっかり暗くなった外を見ていると段々と睡魔が・・・。


三田あたりから混み出し、尼崎では降りるのに一苦労。
学研都市線直通の快速に乗った途端にまた再び眠気に襲われ、気が付くともう下車駅は目の前。。


とりあえずそれなりに収穫の多い一日でした。