あづー。

学校帰り。陽炎立ち昇る午後二時、暑い暑い住吉駅のホームで電車待ち。

やがて熱気の中、カーブの向こうからホームに滑り込んでくる蒼い201系。前から5両目、M車の車内に転がり込みます。エアコンの涼感を求めて。


が、車内は思ったほど涼しくなく。外気よりちょっと ぬ る い くらい。


それでも、さほど気にも留めずに乗り続けていると甲南山手でまさかの車内放送。



お客様にお詫びとお断りを申し上げまーす。

この電車の前から5両目、後ろから3両目の車輌、只今冷房が故障中でございまーす。

つきましては、他の車輌をご利用頂き・・・



・・・そうか、そういう展開か。流石201系、環状線に行く前にヘタレちゃってどうするですか。


移動しようかとも考えましたが、逆に云うとコレは昭和5、60年代までは当たり前だった「真夏の非冷房車輌体験」には打ってつけ。それならちょっくら我慢してみますか。


そうと決まれば話は早く、窓オープン。こうでもしないとやってられません。


真夏のムンムンした外気を100km/h爆走で猛烈に大量に取り込み、あまり涼しくなく、むしろモーターの熱気が混じって暑苦しい風を車内に召喚しつつ激しくブッ飛ばす201系。おぉ、これぞ余り素晴らしくない昭和の香り。


・・・ただ、201系って登場時から冷房ついてたよなと。