試験後の暴走。


一番暴走してたのは市交の20系だった気がしないでもありません。


そんな訳で、ようやく本日で試験終了。終わりのベルが鳴ると同時に色々と終了した気がしないでもありませんけど。

その後は部室でダベって、誰かが「日本橋行こうや」等と言い出したがためにそこに居たメンバーで突発的に日本橋に行くことに。何してんだ俺ら。


まぁ、その前に甲南山手でうだうだやってたわけですが。そんなことをしてるといきなり201系の蒼い子が4連で来やがったわけですが、そんなもの突発的に来られて撮れるわけがありません。はいはい撃沈撃沈。



正直、甲南山手はこっち側のアングルのほうが好みなんですよねぇ。


そのあと新今宮までJR、阪堺の線路沿いに少し歩いて日本橋
一応メインは模型屋巡りと云うことになっていたはずです。はずなんです。


・・・アニメイトの前で同じ学校の同じ学年の奴数人と鉢合わせ。そうか皆考える事は一緒か。


とらとゲマ屋を巡って、オタロードを元来た向きへ戻って堺筋線。結局探してたものは見つからず。まぁ、そういうこともあります。

メイドさんが数人ビラ配りしてて、その間をリュック背負ったヲタが行き来する「ここでは」いつも通りの光景。・・・まぁ、否定はしません。そんな空間が日本に数箇所くらいあったっていいと思うんですけど、ね。

そういえばハルヒの続刊を買うことをすっかり忘れてました。


そのまま帰るはずが何となく堺筋本町で電車を降りてしまい、乗り継いだ電車は地下鉄中央線。





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・・・何で私はこんなところに。



試験が終わった後のぶっ飛んだ気分というのは、時には人に思いもよらない行動をとらせるものなのです。


入線中の7000系を。前まで行き先は幕式だったはずですが、何時の間にかLEDになってますね。





駅に暫く滞在し、大阪市交の20系で折り返し。この電車がまた、色々とクオリティが高いのです。


ここ「ゆめはんな」の開業により、近鉄東大阪線時代に70km/hだった最高速度は一気に95km/hに引き上げとなったわけで。流石に駅間の長い区間をチンタラと70km/hで流すわけにもいかないからなのでしょうが、コレがまた凄い凄い。

東大阪線の延長として作ったこの新線、云うまでもなく集電は第三軌条方式。架線集電なら95km/hの最高速度なんて遅い部類に入ってしまいそうですが、この特殊な方式だと話は別。

この路線は一躍、第三軌条方式で走る電車では何と日本一の最高速度を誇る路線となってしまいました。


もともと、近鉄側車両と大阪市交側車両で運転されていた中央線〜東大阪線。そういや昔は南港の方にOTSなどという負の遺産があってご丁寧に車両まで持って直通やってたみたいですが、聞かなかったことにしましょう。

近鉄車両はもとより最高速度120km/hにも対応できるほどの性能を持っていたのでこの最高速度引き上げに際してのハードルはほとんどなかったのですが、問題は市交車両。


今まで最高70km/hで道路の下をゴロゴロ走るために作られた車両をそのまま駅間の長い区間になどブチ込んで無理に爆走などさせようものなら、性能が追いつかないのは誰が見ても明らかです。


そこでこの20系、頑張りました。メチャクチャ頑張りました。

制御素子をGTOからIGBTへ変更、LED案内表示搭載、ワンマン運転にもバッチリ対応。


こうして95km/hで走れる鋼の足回りを手に入れた20系なのですが、当然いじったのは足回りだけ。車体?当然ながらもとのまま。


ちなみにこのあたり全般の改造費は 全 部 近 鉄 持 ち だったそうで。流石大阪市交。



そんなわけで、学研奈良登美ヶ丘を発車した市交20系。駅を発車していきなり上り坂に差し掛かるため、速度の伸びはさほど良くはありません。

窓の外は山と新興住宅街が半々ずつ広がっているような感じ=要は田舎。タヌキくらいなら楽勝で出てきそうな場所です。


坂を登りきった電車は左手に車両の停まっていない留置線を望みつつ、順調に加速。

20系の高速走行なんてのは全くの未体験ゾーンなので・・・すが・・・な、何これ!


当初の予想を裏切って、グイグイ飛ばしていく20系。速度が上がっていくにつれてドアは風圧でバタバタ飛び跳ねるわ、車体は変な横揺れをするわで出発後僅か数分の時点で既にかなり香ばしい状態。

それに輪をかけるように、絶好調で物凄い爆音を上げるモーター。先ほどの加速時は確かにGTO時代よりも静かな滑り出しでしたが、高速域に入っていくにつれて先ほどまでマトモだったはずの音がだんだん悲鳴へと変化していきやがります。

しかも予想以上に長時間ノッチを入れっぱなしにしてくれるものですから、これがまた最高。とてもたかが時速95キロとは思えないほどの激しい爆走っぷりで、さっきまで大阪の地下を走ってた筈の車両は奈良の山の中をぶっ飛ばしていきます。


・・・市交20系って、こんなに萌え狂いそうな走りをやらかすクルマでしたっけ?


私の知っている市交20系といえば、ゆめはんな開業前に生駒トンネルを70km/hでチンタラチンタラ流してたり、物凄い加速音で谷町線を走ってたりといった姿。こんなにぶっ飛んだ姿、今まで見たことがありません。


そして車内の乗客は幸か不幸か私含め数人だけ。これはいい絶好の爆音リスニング環境。


長いトンネルに特攻して電車は学研北生駒・北庭台と停まり、生駒へは後一駅。

この区間けいはんな線新線区間においては最長の駅間距離を誇る区間。飛ばさないわけがなく。


トンネルの側壁にモーター音を激しく反響させつつ、電車は大阪湾めがけて突っ走ります。トンネルを抜けたところにはちょうど近鉄奈良線東生駒駅があるわけですが、駅のないこちらはそんなものには脇目も降らず。そのまま近鉄奈良線の線路に寄り添うように走っていきます。


と、生駒着のちょっと前に隣の奈良線には難波行き急行が。そのままほぼ同じ速度で生駒駅進入。

・・・あろうことかコイツ、天下の近鉄急行とあっさり併走しやがりました。何ということでしょう。


暫く生駒で小休止した電車は、再び走り出します。目前には生駒山、そしてその腹に穴を開けているのは生駒トンネル。

駅を出てすぐ、電車は速度を上げつつ長い闇の中に突入します。


このトンネルって、色々と良からぬ噂がありまして。一言で云えば「出る」らしいですよ。

奈良線の旧生駒トンネルが新生駒トンネルに切り変わって以来はそのような事件は余り起きていないらしいですが、実はこのけいはんな線の生駒トンネルはその旧生駒トンネルの穴を結構そのまま流用しているようで。

あの有名な東花園の追突事故もこのトンネル内でブレーキ管が破断したのが原因なんですよね。


実際、東大阪線になった以降も昔この区間で原因不明の車両火災事故が発生して一人が死亡しているとか。何だか気味が悪い話ですが。


・・・そんなこんなで若干不気味な生駒トンネルを、市交20系は以前の姿からは想像も付かないほどの爆音を立てつつハイクオリティな爆走をかましていやがります。コイツ、いつか発火とかしちゃわないんでしょうか。かなり心配です。


更にこのトンネル、大阪市内向き列車は基本的に下り勾配。フルノッチ+下り勾配、まさに無敵な条件のもと市交20系はとにかく闇の中を突っ走ります。この飛ばし方はいくらなんでも反則。今までの最高速度70km/h時代のチンタラ走行っぷりを知ってるから余計にそう感じるのでしょうけど。

そんな物凄い勢いで電車は生駒トンネルを数分で抜け切り、あっという間に大阪平野に躍り出て新石切着。爆走モードはここで終了、この先は昔と代わり映えのない速度で走っていきます。


森ノ宮長堀鶴見緑地線に乗り換え、京橋では長い長い連絡通路をひたすら歩かされて京阪乗り換え。そこから先はいつも通り。


それにしてもあの飛ばしっぷりは異様でした。やべ、ハマリそうwww