何か白いんですけど。

え、舞い降りてきた白い天使?ノンノン、小悪魔。


今朝もいつも通り6時起床。テレビを点けると、そこに映っていたのは脱線した神戸電鉄5000系。立派にコケちゃってます。これはアレですか、電車でD!ばりに複線ドリフトやろうとして失敗したっていうありがちな(略


そのまま食事の支度をしつつ、新聞に目を通しつつ、カーテンオープン。


・・・へ?


・・・いや、私の目の錯覚ですかねぇ。何か、地面が白いような気がするんですよ。


まだまだ薄暗い、1月末の6時10分。それでも、街灯に照らし出された地面はどうみても確かに真っ白に雪で覆われています。本当にありが・・・たくねぇ。全然ありがたくねぇ。ちっともありがたくねぇです。


私は今から自転車で2km以上離れた駅まで行き、そこから電車に1時間揺られて学校へ行かねばならないのです。雪なんか降られちゃ終わりです。


が、幸いにも雪はそんなに多くなく、本当にうっすらと地面を覆う程度。この程度なら大丈夫・・・と高をくくりつつ、いつもより少し早めの時間に家を出たのでした。


「高をくくった」ってことは、要は大丈夫じゃなかったわけで。


前回の雪のときのように、派手に数センチも積もってくれた方がまだ楽なのです。数センチの積雪がある場合は車輪が完全に雪に埋もれた状態で走る=半ば固定された状態で走るわけで、雪の抵抗を除けば大した苦労もなく走れてしまうのです。案外。


が、今日みたい中途半端な降り方は一番タチが悪いわけで。

まだ早朝で交通量の少ない道路。交通量の多い道路でもこの時間だと、路面はうっすら白いままです。

その路上を走るわけですが、これが空転滑走のオンパレード。どこの207系ですか私。

いや、だって加速しようとペダルを踏み込んだら下で車輪が空回りしてるんですよ?怖いったらありゃしないです。

車も恐々と運転してる模様。下り坂では車が数珠繋ぎ。これ、まさか事故ってたりするんですか?


そんな状態でもなんとか転ばずに走り抜き、駐輪場入り口まであと10m。道路はなだらかなカーブ。

さて、もう大丈夫・・・とブレーキに手をかけた、その瞬間。



ズルッ、ドシャッ、すってんころりん。



ハイ転倒。っつ、いってぇ・・・。足がペダルとフレームの間に挟まっちゃったりもしましたが、何とか脱出。

チャリを立てて転がそうとしたその時、後から原チャに乗った兄ちゃんが颯爽と登場・・・して、私と同じ場所で思いっきりコケました。


その兄ちゃんが起き上がってすぐに続行で来た自転車も、例によって同じ場所でドテッ。


私がコケてから僅か数十秒の間に、犠牲者が全く同じ場所で3人も発生してます。何ですかこのドリフのコントみたいな光景は。


擦り剥いた足を引き摺りながらチャリを一旦駐輪場に置き、同じ場所に戻ってみると今度はワゴン車が滑ってます。運転手慌ててます。もはや誰も滑らずにはいられません。

あ、そんな事云ってるうちに向こうでまたサラリーマンのオッチャンが滑りました。犠牲者増加中。


ホント、アイスバーンって怖いですね。


その後、足を引き摺りつついつもの電車に乗って学校へ。大阪市内も、本当に薄っすらとですが白くなっていました。


福知山線米原方面から来る列車が例外なく雪まみれなのは最早西クオリティ。