まぁ、確率自体は1/28ですし。

2時前に解放されてしまったものの、塾が始まるまでは暇なわけで。とりあえず大回りでもしてみるかってことで、色々あった結果奈良線へ。


え、みやこ路快速?爆睡してて気付いたら奈良に着いてたのでスルー。京奈間完全ワープ。


奈良からは恒例、16:10発のモリ車区間快速。さて、今日はどの編成が来るか・・・と思いながら待っていると、カーブの向こうから迫り来る8両のオレンジ色の103系。先頭ボロクハは定例として、その後のM車が40N・・・この時点で、候補は3編成程度に絞られます。そしてモハユニット次位のサハも40N、次の雌車サハは未更新・・・ってことは・・・



ク ハ 1 0 3 - 1 で す か そ う で す か 。



環状線でならしょっちゅう遭遇するコイツですが、大和路区快での遭遇率はそう高くはありません。運用が限定されていたりする事はまったく無い(敢えて言えば、LOOPACK車に若干の縛りがあるくらい?)ので、確率的には変わらないんですけどね。


先日のモリ17編成の爆音に勝るモーター音はそうそう聴けないと思ったので、クハに乗車。まぁ、折角のトップナンバー編成ですし。


発車、制限を抜けると郡山までいきなりの全力疾走。基本的に大和路線では、各駅停車区間だろうと快速運転区間だろうと関係なく103系はMax100km/hでガンガン飛ばしやがります。


ジワジワ上がる速度計の針、それに従ってバタつきが徐々に大きくなってくるドア。それでも速度はまだ80km/h、大和路区快運用に就く103系にとってはこれからが本番です。

戸袋窓埋め・妻窓埋め以外は奇跡的にほぼ原形を保っているこの驚異のポンコツトップナンバー編成。窓枠固定のN40更新なんてされているわけがありません。当然、風圧で窓ガラスはガタガタに震えっぱなしです。


速度はやがて100km/hに。もうここまでくると先ほどからの窓枠・ドアに加え、台車も悲鳴を上げています。床下からゴキゴキバキバキと、何やら不穏な音が聞こえてきます。運転席後部では、物凄い隙間風の音が更に加わります。

騒ぐドア、震える窓ガラス、ガタつく台車、飛び込む隙間風。今にも分解しそうな勢いで突っ走る1964年製の103系トップナンバーが奏でる、時速100km/hのとっても素敵なオーケストラ。素晴らしいじゃありませんか。


103系の凄さは、M車だけにあるのではありません。