まったり奈良線の旅。
折角の晴れた休日、こんな日に家の中で腐っていると頭がおかしくなってきそうだったので家を飛び出してチャリで最寄り駅まで疾走。
昨晩チャットで103系の話が出てきたので、不意に乗りたくなったのです。
やってきた快速電車に飛び乗り、不意に眠気が襲ってきたので目を瞑りウトウト。
頭の中で「京橋で降りるか・・・」等と考えつつ、意識はだんだん眠りの世界に・・・。
気付くと、電車は暗闇の中を疾走中。
はにゃ?いつの間に夜になったんだ?と回らない脳みそで考える事数秒、疑問は氷解。
・・・東西線だ、ここ。
はい、寝過ごしー。北新地から京橋まで即ターン。
京橋で221系に乗るや否や運転整理2分を食らい、2分延で出発。天王寺までまた睡眠。
天王寺に着き、適当に階段を上がった所に阪和線の205系1000番台が停まっていたのでそのまま乗車。何といい加減な。
この車、微妙にモーター音が他の205系と違うような気も。「ヒュィィィン」なんて起動音、本線205では聴かないような気がするんですが。
ま、この車は205系と言うよりも性能的には221系に近い(最高速度も110km/h対応)ですし、そのあたりの差なんでしょうか。
何となく浅香で下車。それにしても暑い。正直私はこの間まで雪が降っていたような気さえしているんですが、季節の移り変わりは早いもの。
午後順光の浅香駅。ホーム端、大和川を渡ってくる電車が綺麗に撮れるポイントには既に先客が一人。
次に来た「冷風車」ことWAU102クーラ搭載の編成、要は夏場には余り乗りたくない地獄の編成を一本撮ると先客は「今日阪和線で運用してる103系は全部撮ったんで」という地味に凄い一言を云い残して去っていきました。強っ。
誰も居ない浅香駅のホーム。遠くの橋を南海高野線が音を立てて走っていくのが、時折小さく見えます。
多少暑いものの、至って長閑なひととき。本を読みながら時間を潰します。
数本の103系を撮った後、何となくやってきた電車に乗り込んでしまい、結局天王寺まで戻ってきてしまいました。このまま和歌山方面に行くつもりだったんですが。
天王寺から環状線、大阪からは新快速。このあたりは見慣れた景色。
新快速内で「ひかるかーぜーをーおいーこしたらー♪」と例の”アレ”を聴いていたら、丁度その部分で隣を走る阪急5300系をぶち抜いていきました。何ですかそれ。
快調に130km/hで飛ばして京都着。個人的にここの放送、なかなか好み。
接近予告メロディーがこの駅限定仕様の特別バージョンなのです。
新幹線ホームを上に見ながら、奈良線のみやこ路快速の発車待ち。
車内は良い感じにガラガラ、流石にこの時間から奈良へ向かう客は少な目です。
小さな家が密集し、その向こうに山並みが見える・・・という京都の風景はいつ見ても落ち着くので好きなんですが、私だけですかね。
急に103系に乗りたくなり、宇治で奈良行き普通に乗り換え。
最初は最後尾クモハに乗っていたものの、何時の間にか3両目のモハに移動。車端部に居を構えます。
車内の客は10人にも満たず、ガラガラ。電車はいつの間にやら京都市街を離れ、田園地帯を進んでいきます。
この程度なら迷惑はかからないだろうということで、窓を全開に。風を浴びながら電車に揺られていきます。
駅に着くたびに床下から上がってくる、抵抗制御独特のムワッとした熱気。ゴトン、ゴトンと快調なリズムを刻みながらも時折大きく揺れる車体。外に目をやると、田圃では田植えの真っ最中。
緑色に染まった景色の中を、これまた緑色をした電車が走っていきます。
山城盆地の風をたっぷり吸い込みながらの、45分間の小旅行は一瞬でした。
この間、駅では行き違いがあるごとに何かに取り付かれたかのように対向列車撮影。その甲斐あって、クモハ103-2507をゲット。これで奈良電黒Hゴム車は完全コンプです。
奈良ではちょっとした勘違い。16:10発区間快速がモリ103系で運転されるのは平日だけだったのね。
3本も電車をパスしたのがアホらしくて、結局221系の車内でも爆睡。乗ってるのが103系じゃないと面白くも何ともないんですよ、この路線は・・・。
爆音立てて猛然と100km/hで突っ走る103系があってこその大和路線なのに。
まぁ、奈良ではレア車の一つであるクハ105-551が撮れたので災い転じて福と成す、ってことで。
そのお陰で大阪に着いた時、撮るつもりだった「嵐山わかば号」HMの臨時新快速に目の前で出て行かれてしまったわけですがorz
今シーズンの「わかば号」の運転は今日が最終日だったので、正直かなり凹んだですハイ。
仕方なく「大阪」幕の201系や国鉄色×3のはまかぜ等を撮っていると、突然声を掛けられました。誰かと思えば、声の主は同じ学校のU。あ、そうか部活か・・・。
「こんな事ばかりしてるからモテねぇんだよ俺」と自爆発言したところ、リアルで「m9(^Д^)プギャー」されました。うるせー、分かってるんだよんなことorz
あー、そういえば文化祭の時に話した子のメルアド聞いときゃ良かった・・・。
やっぱり遅れている環状線〜学研都市線と乗り継ぎ、帰宅。
甲子園口付近でのビニール付着の影響とかで学研都市線は先行普通が遅れ、快速がノロノロ運転。
住道でその遅れ普通を回避してさぁ普段どおりの走り・・・と思いきや、そんなことはなく。
最高速度110km/hの路線で99km/hノッチオフ、制限85のカーブを75で通過。207系のポテンシャルを全く活かしていない、ある意味感動的な走り。
事故があって緊張しているのは良く分かりますし、安全第一で走るその姿勢が鉄道事業をやる上で一番大切なことだとは確かに思うのですが、これはちょっと・・・。遅れ、更に伸びちゃってるし。
それでもこの運転手氏をはじめとする方々を責めるつもりなどはありません。彼らだって、見方によれば被害者なわけですし。
ラノベ読みながら先頭部後ろに居たところ、親に連れられた幼稚園〜小学生くらいの男の子が前を見たそうにしていたので譲ってあげることに。
四条畷でその子が降りるとき、「バイバイ」と手を振ってあげたら嬉しそうにニッコリ笑って手を振り返してくれました。やっぱり小さい子は素直で可愛いですねー。
あ、そういえば今日はこどもの日。私にもあんな頃があったんでしょうかねー・・・。