今日は中学入試

1月も後半になれば入試のシーズンが始まるわけで、例に漏れず私の通っている学校も今日・明日と入試です。
今日はその手伝いで学校に行ってました。手伝いと言っても、前にも書いたようにプリントを配ったりトイレの案内をする程度なのですが。

出発ー

気温0度の中、チャリで家を出発。流石にかなり寒いですが、3年近くやってるともう慣れました(苦笑)。

出発は6時3分の区間快速。少々早過ぎるような気もしますが、これはワケアリ。
電車に揺られているうち、ふと大阪6:47発の福知山線快速が113系だった事を思い出して急に乗りたくなり、このまま行く予定だった当初の予定を急遽変更して京橋で環状線に乗り換えることに。早朝なのでさほど混んでいない環状線に乗り、大阪駅へ。
3番ホームに上がると、そこに停まっていたのは4両全車が湘南色で統一された京キトの113系。日によって30N・40N編成オンリーだったり湘南色とリニューアル色の混結だったりと編成内容がかなり異なるので、たまたまオール湘南色の日に当たった事に感謝感謝。

車内はボックスを一個占領できるレベルの乗りだったので、これ幸いと靴を脱いで向かいの席に足を投げ出して隣の尼崎までの僅か6分間ながら旅気分を満喫。

しらさぎ編成撮影

尼崎では、先ほど京橋で降りたのと同じ編成の207系普通に乗り換え。まだ早い時間なのに、車内には受験生の姿がポツポツ。ご苦労さん。
そのまま住吉まで行く・・・わけがなく、甲南山手で下車。
ホーム端まで行くと、もう同業者が数人。とりあえず撮影場所を確保。
やがて駅南のマンションの影から朝日が姿を現してきます。朝から快晴で、入試には丁度いい日和。

露出もようやく出てきて、コンパクトカメラでも何とかブレずに止まってくれる程度になったところで本命登場。
683系「しらさぎ」編成と「サンダーバード」編成の混結9両の臨時列車が、直線の向こうから突っ走ってきます。
しらさぎ」編成は基本的に大阪に来る事は無く、ましてや神戸線入線などそう滅多にあるものではありません。これは是非とも押さえたいのですが。

ドンピシャなタイミングで撮影、すぐに液晶で確認。僅かに傾いてるものの、コンパクトカメラの割にはそこそこ撮れてる!


・・・真面目に勉強してた受験生の方々、こんな奴が試験手伝いしててゴメンナサイ。

学校周辺

すぐに来た普通に乗り、住吉に7:49到着。集合は8時なので、急ぎ足で学校へ・・・。

向かう途中、「寝台列車の中で書いてきた」と云いつつカイロを生徒に渡す講師が。よくある光景なのですが、この時間にここに居るという事は恐らく東京から寝台急行「銀河」に乗ってきたんでしょうねー。

学校の周辺はH学園やらN学園やらN脳研やらの塾の旗があちこちではためき、せめぎ合っていてまさに「殺伐」そのもの。心なしか、今年はH学園の黄色い旗が多めだったかも。
この光景、3年前に見た光景と変わってませんね。懐かしく思えるのは年をとった証拠なんでしょうか。
昔居たM淵の旗(これがデカい・・・)も発見。どこかで見たような教師の顔も発見。が、接触は禁止ということになっているので脇を通り過ぎて関係者のみの通用口から学校内に。

開門後

点呼を済ませて腕章を受け取り、予め指定されている教室へ。
ほどなくして開門、受験生がボツボツと入ってきます。H学園・N学園はまだ”ミニ講義”の最中なので、開門後すぐに来る受験生は僅か。

やがて受験生の数も徐々に増え出し、階段で「この階は受験番号***〜***で〜す」と連呼することに。


ところで、入試に使う新校舎の廊下は非常に滑りやすいのです。
そこで云ってしまった一言。


「ここの廊下は非常に滑りやすくなっていますので、注意してくださ〜い!」


・・・受験生の前でこの単語は禁句だろっ、俺!orz

側にいた体育教師、「ありゃちょっと不味かったなぁ・・・(苦笑)」。ええええ。


が、悪い事は続くようで。

目の前で受験生の一人がポトッと受験票を落としまして。

それを見た私の横に居た体育教師、すかさずそれを拾いに行きます。
受験票には名前が書いてあるので、すぐに落とし主の名前が分かります。

そして、落としたことに全く気付いていない受験生に大声で


お〜い○△!○△君!落ちたぞー


うわっちょい待てセンセ、その単語はいくらなんでもヤバイでしょタブーでしょ


その後、はっと気付いた私と体育教師二人で暫し_| ̄|○_| ̄|○な状態になっていたのは云うまでもなく。


悪気は無かったんだ。ゴメンよ○△君。許してくれ○△君。_| ̄|○

試験開始

2枚配ってしまうなど、かなり痛いミスをしながらも何とか問題用紙を配り終え、程なくしてブザーが鳴り一斉に試験開始。教室の外、廊下で待機。
暖かい室内とは裏腹に、廊下は寒い寒い。どこからか風が吹いてきて、もう悲惨。
同室を一緒に担当することになった3組のUと一緒に「さみぃぃぃ・・・」と凍えておりましたと。待ち時間の間は本を読んだり勉強したりする程度は許可されているので、持参した本をひたすら読んで時間潰し。一日目の国語は40分なので、意外にすぐ終わったような気が。

試験が終わるとすぐに受験生を外に出し、解答用紙、問題用紙共に回収。配るのは大変ですが、回収は非常に楽ですぐ終わり。

廊下から受験生を部屋へ戻し、休憩時間。但し、私たち手伝いは当然ながら受験生との接触は禁止。
どうも淡々としすぎているような気がしますが、致し方ないことでして。可能なら「ガンガレ」の一言くらい言ってやりたい気分なんですがねぇ。

やがて次の試験科目、理科の解答用紙配布の時間に。先ほどよりは幾分ぎこちなさも減り、スムーズにできた・・・とは、思うのですが。
が、今回は解答用紙は先ほどより1枚増しの4枚。たった1枚ですが、一教室には52人いるわけでコレが大きい。配り終えると同時にベルが鳴るというかなりきわどい状況に。

再び寒〜い屋外へ。先ほどの国語の問題を貰っているので、解く事に。

私が受けた時と傾向は基本的に変わってないみたいで、まぁいつも通りか・・・。が、3年の壁は大きいらしく、これがまた非常に面白い、かつ難しいんですね。


例えばこの問題なんですが


次の5つの空欄A〜Eに漢字一文字ずつを入れ、二次熟語の方陣を完成させなさい

  • 熟語の読みは音訓どちらでも可
  • 熟語の読みは矢印の方向に進むものとする
  • 使われる9字は全て違う漢字

E→身→A
↑ ↑ ↓
D←立→案
↑ ↓ ↓
C←地←B


参考までに、私が解いた答えを最後に載せておきます(A、Bが自信なし)*1


・・・コレを解くのに20分。気が付いたら理科の試験が半分終わってたわけで。
他にも外来語、慣用句などなどギッシリでなかなか。敬語の問題がワカラン、ってのはあまりに辛い・・・。

で、気付いたら理科も終了ー。残りは数学のみ。
昔はこの数学、50分だったような気がするんですが何時の間にか60分に試験時間が延びてますね。ただ、問題数は変わってなかったようで。

貰った理科の問題をパラパラめくっているうちに数学も終わり。受験生らにとっては長くもあり、そして短くもある60分だったんでしょうね。身に覚えがあるだけに尚更。


受験生らを外に出し、そのままグラウンドに向かわせて解散。
忘れ物チェックをしていたところ、靴を忘れている子が。コレじゃ帰れんだろ・・・と思っていたら案の定、慌てて走って戻ってきました。
私の担当したクラスの忘れ物はこれだけだったんですが、隣では何と受験票を忘れていった子が三人もいたとか・・・。オイオイ、明日もその受験票は使うんだぞ〜。

受験生を全部出した後、黒板を綺麗に戻して試験時間割表を明日のものに張替え、先ほどまで戦場だった教室の暖房・電気を一つずつ消していき晴れて仕事終了。

受験生たちは明日も二日目の試験があるわけで、頑張って欲しいものです。本当。

終了後

控え室に戻って、支給の弁当をいただくことに。
うちの学校の学食をやってる会社と同じ会社が作ったものなんですが、いつものマズい学食とは比べ物にならないほどの美味さ。

ありえねぇ・・・。○多○。

*1:A内B外C球D体E長